政治そのほか速
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電車がブレーキをかけた時に、車輪の回ろうとする力を利用して発電し、駅の照明や空調などに使う「駅補助電源装置」の導入が進みつつある。東京メトロ(台東区)は昨年6月、国内で初めて東西線妙典駅に装置を設置し、3月下旬から東陽町駅など7駅にも導入した。計8駅で年間約175万キロワット時の省エネ効果を見込んでいる。【戸上文恵】
車輪を回すモーターは、減速する時は逆に自転車のダイナモ(発電機)のように車輪の回転によって回され、発電できる。その電気を架線に戻し、近くを走る電車に供給する省エネ技術が開発され、東京メトロ(当時の営団地下鉄)は1971年、千代田線の車両に導入した。
駅補助電源装置はこの技術を応用し、発生した直流電力を他の電車だけでなく、駅でも使える交流電力に変換する。装置1基の導入で1日約600キロワット時の電力を駅の電源として使える。これは一般家庭約60軒分の消費電力に相当するという。装置は高さと幅が各約2メートル、奥行き約1メートル。妙典駅ではホーム近くの線路脇に置かれ、電車がブレーキをかけるたびに生じる電気を、駅のエスカレーターやエレベーターを動かすモーターに供給しているという。
同社によると、地下鉄は地上に比べて多くの照明などが必要で、消費電力も多くなることから、省エネルギー化に長年取り組んできたという。同社電力課は「ブレーキの際に発生する電気はこれまで、別の電車が近くを走っていなければ使えなかった。それでは『もったいない』ということで、駅に供給する装置の導入を決めた」と話している。
福井地方気象台は3日、福井市豊島2丁目の同気象台敷地にある桜(ソメイヨシノ)の標本木の花が8割以上咲いたのを確認し、満開を発表した。平年より6日早い。31日の開花以降、天気が良く気温の高い日が続き、満…[記事全文]
なぜ明治神宮には狛犬がないのでしょうか。
実は、今週、明治神宮ガイド&お花見企画を予定しているのですが、明治神宮に対する理解というのは、国内最多300万人以上という初詣を迎える、まさに国内屈指の参拝者数を誇りながらも意外と知らないことがたくさんあります。
例えば、現在の鎮守の森が多くの勤労奉仕によって植樹が行われたことはご存知の方は多いかと思いますが、これが日本における「近代造園学」の始まりであったことをご存知の方はあまりいらっしゃいません。
また、明治神宮における一つの謎として伝えられている「昭憲皇太后」というご神名にしても、普通に見ているだけとなかなか気づかないものですが、指摘されると確かに不自然と思われるところもございます。
この場合は、本来「皇后さま」とお呼びするところを、何故、「皇太后さま」とお呼びするのか、ということなのですが、原則、前者は私たちで言う「奥さん」を意味し、後者は「お母さん」を意味します。このため、明治天皇の妻であるはずの皇后が皇太后(お母さん)として祀られるのはおかしい、と言われれば確かにそうなのですが、これはなかなか気づかないと思います。
そんな中、境内を歩いていると見過ごしがちなのが、明治神宮の境内には「狛犬」がないということ。通常、神社に行けば「狛犬」が当然のように参道に沿って鎮座しているはずなのですが、こと明治神宮に至っては、その姿を見ることはありません。
厳密には申し上げれば、明治神宮に狛犬がないのではなく、境内にないと言った方が正解なのですが、実は、明治神宮の狛犬は本殿の内陣(ないじん)と呼ばれる社内にあります。要は、私たち参拝者が通常目にするところにないということなのです。
このため、私たちは狛犬を見かけないのですが、仮にそのことには気が付いても、実際はこちらの方がオリジナルに近い発想だというところまでは思いもしません。それは伊勢神宮も同様で、「お伊勢さん」にも狛犬はありません。
明確な理由というのもないのですが、一つ言えることは、そもそも狛犬が参道に置かれるようになったのは江戸時代に入ってからということです。実はそれ以前は建物の中に置かれることの方が一般的でした。
実際、宮崎の高千穂神社に参拝した時も、国の重要文化財にも指定されている源頼朝公が奉納された鉄製の狛犬がございますが、こちらも境内にではなく、拝殿の内部に設置されております。…
身寄りのない認知症のお年寄りらの財産や生活を守るため、市区町村長(首長)がやむなく家庭裁判所に「成年後見」を申し立てた件数がこの5年で2・3倍に急増したことが朝日新聞の調べで分かった。認知症高齢者の孤立化が進んでいる実情が浮き彫りになった。
認知症などで判断力が不十分になった人に代わり、親族や弁護士らが財産管理などを担う「成年後見制度」の申し立て状況について、朝日新聞が全国50の家裁に聞いた。2014年に家裁の判断が出た総数は計3万4205件で、前年からほぼ横ばいだった。
このうち、市区町村長による「首長申し立て」の件数は前年より11%多い5596件だった。09年は2471件だったが、年々増え、全体に占める首長申し立ての割合は09年の9%から16%に上がった。都道府県別では東京(894件)や大阪(525件)が多く、首長申し立ての比率は山形(34%)、徳島(30%)、山梨(30%)の順に多かった。
石川県白山市の工場内に放置されたワゴン車から住所職業不詳、水上龍さん(38)の遺体が見つかった事件で、水上さんとみられる男性の拉致には数人が関与していたことが5日、白山署捜査本部への取材で分かった。
捜査本部によると、遺体発見前日、工場から約3キロ離れた場所でタクシーの運転手と乗客が目撃。現場の路上で見つかった血痕には倒れた人を引きずったような跡があった。水上さんが背中を刃物で刺されていることから、捜査本部は何者かが背後から襲った可能性もあるとみている。
水上さんが暴力団関係者とつながりがあったことも判明。捜査本部は周辺でトラブルがなかったか調べている。