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高層ビルの建設工事において、今や大事なのは「スピード」なのか。中国のある建設会社が超短期の工期で次々と高層ビルを作り上げ、人々を驚かせている。プレハブのモジュール建設方式とはいえ、YouTubeに投稿された動画も衝撃的だ。
【この記事の動画を見る】
中国・湖南省の「Broad Sustainable Building」という建設会社が、本拠地である長沙市に57階建ての高層ビル“Mini Sky City”をわずか19日間で建てたことを米メディア『nydailynews.com』が伝えている。以前も近くに30階建てのビルを15日間で完成させて人々を驚かせていたこの建設会社、このたびも1日あたり3階を完成させたことになる。
このビルは4,000人が勤められる賃貸オフィスのほかに800戸の住居が入っているとのこと。環境に配慮して天然ガスを引き、空気の清浄機能を強化し、光をいっぱい取り込むアトリウムが特徴だそうだ。もっとも納品後の不備の発覚は一番嫌がられるもの。エレベーターは安全か、空調、水道やガスの配管、電設工事といったものにぬかりはないのかといった声もあるようだ。
同社はドバイの世界一ノッポなビル「ブルジュハリファ」に対抗し、2012年にはそれよりも高い838mという“Sky City (天空城市)”というビルをたった7か月間で建設すると謳って着工し始めたが、20階まで建てたところで市の当局から「認可していない。安全性にも問題あり」として建設の中止を言い渡され、現在も工事は中断したままだという。
こちらが7日にYouTubeに投稿された、“Mini Sky City”の工事の様子を捉えた動画である。基本構造部分はすべて規格化されたモジュラー仕様で、勤勉な作業員がフル稼働、そしてコンクリートの使用をかなり減らしたことで超短期の工期を可能にしたもようだ。
※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)