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飛躍的に家庭用家電の中で地位を上げたロボット掃除機。2002年にアイロボット社が『ルンバ』を発売して以来、自らゴミを見つけて掃除するその姿は「おそうじロボット」の愛称で親しまれ、『ルンバ』が国内 で累計100万台以上売れるほどに市場は成長した。そんな『ルンバ』一人勝ち状態という中、他社メーカーが続々と参入を発表。ロボット掃除機市場は今、再び活気を帯びている。
<写真>こんなところも掃除する 『ルンバ』の働きっぷり
昨年は東芝が韓国サムスン電子のOEM製品だった「Smarbo」シリーズから自社開発へと刷新を図って投入した『TORNEO ROBO』を、ダイソンが360度パノラマカメラを搭載した『ダイソン 360 Eye ロボット掃除機』を発表。きょう20日には、パナソニックが三角形の形状を採用した『RULO』の発売を開始 するなど、家電メーカーがこぞって製品を展開している。
サイクロン式掃除機で一世を風靡したダイソンしかり、長年床移動型(キャニスター型)市場をけん引してきたパナソニック、東芝しかり、 “人が操作する掃除機”を展開している家電メーカーがロボット掃除機を相次いで発売するこの現状は、“掃除機市場の広がり”を認めざるを得ないということなのだろう。現に、各社はアイロボット社が長年保持し続けるシェアを狙っていく姿勢を明らかにしている。
そんな中で、迎え撃つ側のアイロボット社は、同時期に新作をぶつける動きもなく、各社の動きを静観している。この落ち着きはらった姿勢は何か。市場調査会社のシード・プランニングが3月に発表した「おそうじロボット」のユーザー調査結果によると、「おそうじロボット」を所有している400ユーザーのうち、実に8割近く(76.0%)が、アイロボット社のルンバを愛用していたという。
『ルンバ』は最上位モデルの「800シリーズ」でも、特殊な要素を加えることなく、センサー機能を強化するなど、機能性の強化に努める方向に注力した。新参入の各社は家電メーカーとして培った機能をロボット掃除機に取り入れるほか、形状に工夫を凝らし、音声などによるコミュニケーション機能を加えなどして差別化を図っている。
一方のアイロボット社は「Dull、Dirty、Dangerous(退屈、不衛生、危険)な仕事から人々を解放する」という理念を持ち、多くのロボットを開発してきたロボットの製造企業。…