政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
2015年3月25日、国営放送・中国中央テレビ(CCTV)の夜7時のニュース番組で、長年担当してきた女性アナウンサーが一線を退くことが明らかに。「国の顔」を務める女性アナの条件について日刊紙・新京報が伝えた。
【その他の写真】
CCTVが夜7時に放送する「新聞聯播」は、中国共産党中央宣伝部の指導の下、党が発表するニュースはまずここで報道されるため、重要な位置付けを担うニュース番組だ。20年以上にわたって番組を担当してきた女性アナウンサー・李修平(リー・シウピン)さんが一線を退くという話題は、中国で大きなニュースになっている。CCTVには満52歳で番組を降りるという規定があるため。安定感があり、見慣れた顔の李修平さんが消えるのを惜しむ声は後を絶たない。
「国の顔」と呼ばれる「新聞聯播」のアナウンサーだが、大役を担うにはさまざまな条件があるようだ。女性アナについては顔立ちも大きな選考条件の1つ。視聴者の注意をニュースに引き付けるためにも、「美しすぎないこと」が求められる。また、同じ理由で「大きな鼻」は避けられている。
もちろん技術面も大きなポイントになる。CCTVには言い間違えや言葉に詰まった場合、1字につき50元(約960円)程度の罰金制が存在する。しかも当事者のアナウンサーだけでなく、プロデューサーやスタッフも含まれる連座制だ。注目度の高い「新聞聯播」の場合はさらに厳しく、ミスには「A・B・C・D」と4段階のランク付けがされる。最も重いAランクの場合は即刻降板となるが、李修平さんの場合は20数年にわたってほぼノーミス。抜群の安定感が人気の理由だった。(翻訳・編集/Mathilda)