先週、温活とは、身体をあたため基礎代謝をあげる活動のことだと説明しましたが、低体温の方が非常に多く、さまざまなトラブルを抱えているのが現状です。

　がん細胞も３５．５℃が一番増殖しやすく、日常的に続くと排泄機能の低下、自律神経失調症やアレルギー症状が出やすいという研究があるくらいです。

　低体温は、さまざまな病気を引き起こす原因でもありますが、美容の大敵でもあります。体温が１度上がるがると「基礎代謝が１２％ＵＰ」「免疫力は３０％ＵＰ」といわれています。

　代謝があがると、なにもしなくも脂肪を燃やしてくれます。逆に体温が下がることにより基礎代謝も免疫力も下がってしまい、血行が悪くなり新陳代謝が遅れるためお肌にもよくありません。体温が高いということは血の巡りが良く、くすみやクマの改善にもつながり、肌ツヤもよく、トラブルも起こりにくいので美肌を保てます

　熱を生み出すために筋肉を動かそうとし、ときどき震えが出る３６．５～３７度が健康的で免疫力が高まる『美容（健康な）体温』の理想です。

■加納聖依子（かのう・せいこ）　１９８６年４月６日東京都出身。エステサロン勤務、化粧品開発を経て、昔から食べることが大好きで人より太りやすい体質がコンプレックスで悩んでいたときに「温活健康法」に出会い効果を実感。現在は東京・銀座に「温活プライベートサロンＣＥＬＬＰＬＵＳ銀座」（ｈｔｔｐ：／／ｃｅｌｌ－ｐｌｕｓ．ｊｐ／）をオープン。完全プライベートサロンということで多くの芸能人が通っている。「エステティック協会認定エステティシャン」「雑穀マイスター」「薬膳インストラクター」「プロフェッショナルアドバイザーオブハーブ」など多数の資格を持ち、“美のドクター”としてモデルなどから絶大な支持を得ている。