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奈良県王寺町の西安寺跡で、7世紀後半~8世紀ごろ(飛鳥時代後半―奈良時代)の塔の土台部分に当たる基壇が見つかり、王寺町教育委員会が5日、発表した。
基壇の規模は約13メートル四方と判明。北東約3キロにある法隆寺五重塔(7世紀末)などと同規模で、町教委の担当者は「地形からみて小規模な寺だったと推測されてきたが、当時としては標準的な大きさだったことが分かる」と話した。
西安寺は、文献や近隣で発見された瓦などから、7世紀に創建され16世紀初めまで続いたとされるが、発掘調査で建物跡が見つかるのは初めて。
見つかったのは基壇の東端の石材と、2個の礎石。