政治そのほか速
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SNSの発達によって、情報とコミュニケーション過多の時代といわれる現代。ハマりすぎると「SNS中毒」「スマホ中毒」だと病気認定までされてしまうご時世だが、海外セレブの間では一定期間ネット断ちする「ITデトックス」なるものが流行しているという。そんななか、日本でも意外な人が「ITデトックス」を推奨している。
その人物とは、歌手の安室奈美恵。女性ファッション誌「Gina」(ぶんか社)3月号に掲載されたインタビューで安室は、「LINEとかフェイスブックとか、SNSが当たり前の今の時代は、仕事面でも交流関係でも流行面でも、常にアンテナを張ってなきゃいけないわけだから、気にしないってこと自体が難しいと思うんです。だからたまにはITデトックスが必要なんですよ」と持論を展開。「そうやってネットやメールを気にしない時間を作って、家でぼーっとする。最初はどうしても気になっちゃうかもしれないけど、2~3日もすれば気にならなくなってきますよ」と、熱心に読者へ”ネット絶ち”を薦めている。
しかし、安室といえば、日本のインターネット黎明期である90年代後半に芸能人としてはいち早くホームページを開設し、さらには本人自らがチャットルームに登場し、ファンと交流していた過去がある。しかも自身のHPだけでなく「麻雀サイトに現れ、ネット上で卓を囲んでいる」という情報が週刊誌を賑わせたこともあるほど。当時、社会現象にまでなった安室の人気と、いまのように芸能人がTwitterやブログなどのツールを持たず、テレビかライブでしか見られない存在だったことを考えると、安室のネット上における神出鬼没ぶりは”異常事態”だったのだ。
そして、気になって調べてみたところ、安室はその当時にも現在と同じように「ITデトックス」に近い発言を行っていた。2000年3月号の「JUNON」(主婦と生活社)で、安室はこう語っている。
「前回のインタビューではちょうどインターネットにハマってるっていう話をしたんだけど、最近はあんまりやってないですね。あの後、自分のホームページを立ち上げて、最初の頃はファンの人たちと直接チャットで話をしたりしてたんですけど、それを雑誌でもテレビでも言っちゃったもんだから、メールが殺到してパンパンになっちゃったみたいで。お便りページは今、閉鎖されてるんです」
中年世代にとっては「お便りページ」という響きになんともいえない郷愁を感じるが、安室はネットから離れた理由を「また私本人だっていうのを信じてもらうのが大変かなとか思って(笑)」と説明。…