政治そのほか速
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3月15日に放送された『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に、グラビアアイドルの橋本マナミ(30)が出演した。橋本は落ち着きを感じさせるルックスで「愛人キャラ」として売り出し中。3月5日に都内で行われたワコールのイベントでは、「国民の愛人になりたい」とコメントしていた。
そんな橋本が、同番組のこの日のテーマ“妬み嫉み実名発表SP”に基づいて明かしたのは、若手グラドルの佐野ひな子(20)への嫉妬心。橋本は2年前、当時まだ無名だった佐野とドラマの撮影現場で一緒になり、その数カ月後に佐野が「週刊プレイボーイ」(集英社)の表紙を飾ったことを知り「一気に追い抜かされた」ことに衝撃を受けたという。橋本は芸能界に入って13年間、同誌の表紙を飾ることを夢見ており、それをあっさりと叶えてしまった佐野に嫉妬したということだ。また、その後バラエティー番組で佐野と共演した際、橋本と親しかったお笑いコンビ・ロッチの2人が、佐野ばかりに興味を示していたことも気になっていたそう。
さらに、自身のグラビアの衣装がヒモや布きれ、手ぬぐいなどを使ったかなり露出度の高いものであるのに対し、佐野のそれがかわいらしい水着であることも妬みの要因で、コンビニに佐野が表紙の雑誌があると、わざわざその雑誌を後ろに陳列し直す小さな嫌がらせをしているという。
その後、スタジオに佐野本人が登場し、「そう思われてたんだって……胃が痛くなって」と話すと、橋本は本人を目の前にしても「いまは若さだけ」「数年したらくびれもなくなる」と追撃(※佐野は51cmという驚異のウエストサイズを誇る)。佐野が「ランチ会したいです」と和解を迫るも「私は大丈夫です」と拒絶していた。
橋本の嫉妬心がむき出しになった“THE女vs女”なやりとりについて、視聴者からは「10歳も年下の子を僻むなんてみっともない」との苦言や、「お互いキャラ違うんだから妬まなくてもいいのに」などの指摘が。確かに“愛人キャラ”の橋本と、可愛らしい顔立ちでどちらかといえば“妹キャラ”な佐野では、ファン層も被ることがなさそうだ。
しかし、30代の女性が20代の女性の「若さ/可愛らしさ」に嫉妬する構図は、芸能界に限らず一般社会でも当然のものとされてしまっている。そこには、女性の若さ、そして若さゆえの美貌に大きな価値を持たせすぎている社会背景がある。このベタを利用した番組演出に沿って、橋本は佐野を糾弾するに至ったわけである。もし橋本が本当に自身の露出度の高すぎる衣装や愛人キャラに抵抗を感じているとしたら、若いタレントに「いいのは若いうちだけよ」と怨念をぶつけるよりも、自らのタレントとしての方向性について事務所と話し合い検討していくことが合理的である。ともあれ、橋本vs佐野のバトルを演出した同番組には、年齢を重ねても「パッとしない」女性タレントは笑いものにしていい、という暗黙の了解がにじみ出ていた。
ちなみに橋本は、放送終了後に自身のTwitterで「可愛い佐野ひなこちゃんを妬んでしまい、ファンの方々ごめんなさい ひなこちゃんとランチ会できたらいいな」と綴っており、実際には険悪な関係ではなさそうだ。
(シュガー乙子)