政治そのほか速
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小林聡美が18日、東京・銀座のシネスイッチ銀座で18日、映画「アルプス 天空の交響曲(シンフォニー)」の初日舞台あいさつに出席した小林聡美(49)。
同映画はアルプス山脈を空撮したドイツのドキュメンタリー映画で、初めて長編映画のナレーションを担当した小林は「想像を絶する以上にすごい、期待を裏切らない映像になっています」と絶賛した。
さらに「言い慣れない地名が山ほど出てきて、変なところに小さな『ッ』や濁音が入ってきたりするので、それを言うのが大変でした」と苦労話も披露した。
1965年5月、東京都葛飾区生まれ。中1の時に自ら俳優養成所入り。天性の勘の良さを見抜かれ、翌年、連続ドラマ「3年B組金八先生」(TBS系)の生徒役に抜擢。同期はたのきんトリオや三原じゅん子だった。
その後のキャリアも順調で、都立篠崎高校在学中、大林宣彦監督の映画「転校生」で主演、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
「小林の持ち味はクールなポーカーフェース。演技を感じさせない自然体のさりげなさが売り。ぶっきらぼうながらも、そこに流れるあったかさがにじみ出てくるようないい人キャラは稀有な存在で、絶賛されました」(芸能リポーター)
23歳の時、シチュエーションコメディー「やっぱり猫が好き」(フジテレビ系)が大当たり。もたいまさこ、室井滋との爆笑トークがバカ受け、小林の芸達者ぶりを世間に知らしめた。
そして、30歳の時、同ドラマの脚本家、三谷幸喜氏と電撃婚した。
「家庭的で料理もうまくて性格も良く、聞き上手でおとなしいことから小林は大いにモテた。だが、小林には当初まるでその気はなく、三谷から電話番号をもらったことも忘れていて、気付くのに2年もかかったほど。それでも三谷の猛アプローチに加え、酒が飲めず、動物好きという共通点が2人を結び付け、ゴールインしました」(芸能ライター)
おしどり夫婦と呼ばれ、小林はエッセーで三谷を題材にするほどラブラブだったが、結婚17年目に電撃離婚。「はっきりした理由があるわけではありません」とコメントを発表したため、世間は首をかしげた。離婚は三谷が若い女優に入れあげたため、とも囁かれたが、2年後には小林似の19歳年下の元女優と再婚。三谷の未練たらしさが報じられたこともあった。
一方、バツイチの小林は女優業絶好調。昨年出演した映画「紙の月」では、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞するなど、演技にもさらに磨きがかかる。フィンランドを舞台にした主演映画「かもめ食堂」をきっかけに、「めがね」「プール」などスローライフをテーマにした映画が受けて、同性からの好感度は抜群。ユーモアセンス抜群のエッセーを30冊近く出しており、いずれもコンスタントに売れている。色気抜きで“太く長く”を実践する演技派女優の代表格だ。