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現場は殺伐、参加者は嘔吐……ジリ貧の『大食い王決定戦』ウラ話

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現場は殺伐、参加者は嘔吐……ジリ貧の『大食い王決定戦』ウラ話

 現場は殺伐、参加者は嘔吐……ジリ貧の『大食い王決定戦』ウラ話

 

  平均視聴率9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した、先月30日放送の『元祖!大食い王決定戦』(テレビ東京)。90年代末頃から一世を風靡した大食い企画は、当時多くのテレビ局で放送され、最盛期には20%近くの視聴率をたたき出したものだが、現在ではすっかり下火になってしまっている。「食べ物を粗末にしている」という批判もある中、放送を継続し、昨年の東日本大震災後の放送自粛をへて今年復活した同番組。当時から現在までの道のりに迫った。

  『元祖!大食い王決定戦』は、同局の特別番組から『TVチャンピオン』の1コーナーに昇格。ジャイアント白田やギャル曽根など、番組発の有名人も多数輩出した。しかし2002年、番組をまねて給食の早食いをした男子中学生が窒息死してしまったことから、同番組をはじめとする、各局の大食い番組に批判が殺到。テレ東も、約3年間放送を自粛し、05年4月に独立する形で『元祖!大食い王決定戦』がスタートした。なお、『TVチャンピオン』では現在も大食いに関する企画は一切放送されず、「大食い王選手権は一切関係ない」というスタンスを取っているという。

 「ロケ先と一般人への安いギャラを用意するだけで成立することから、制作側からすればオイシイ企画には間違いありません。また、視聴者の好みにも寄りますが、普通の人たちがありえないほど大飯を食らっている様子は『見ていて気持ちがいい』と、批判と同じか、それ以上の高評価も得られていました」(雑誌編集者)

  「一般人がヒーローになる」という部分も、視聴者の好感を得る一因となっていたのだろう。しかし、実際の現場では、テレビでは決して放送されない部分も存在していたようだ。

 「選手たちが、現場でトイレに駆け込んで食べたものをすべて吐き出していたことを、参加者がブログで告白して話題になりました。またある番組では、『宣伝に協力する代わりにノーギャラで』とのオファーを受けた飲食店で、数人の参加者が100人前以上を平らげてしまい大赤字になった、なんてことも」(同)

  さらに参加者同士の人間関係をめぐって、番組に出演したことがある関係者が証言する。

 「大食いに限らずいえることですが、『TVチャンピオン』の対決は、完全なる真剣勝負のため、相当ピリピリした現場なんです。趣味の延長で出ている人たちからすれば話は別でしょうが、仕事で出ている方は、今後の営業にも大きな影響が出るため、絶対に負けられない戦い。…

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