政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
社員や従業員を劣悪な環境で働かせ、使い捨てにする「ブラック企業」の増殖が、社会問題となっている。
「昨年11月に労働組合総連合会が行ったアンケート調査では、〈自分の勤め先がブラック企業と思うか?〉の問いに、20代では32.7%、30代は30.5%、40代でも実に25.9%が『思う』『どちらかといえばそう思う』と答えたほど。全体では、なんと4人に1人がブラック企業で働いていると感じていることが判明しているのです」(社会部記者)
そんなブラック企業の代表格といえば、世間を騒がせた激安飲食チェーンの『S』や『W』だが、その勤務状況は現在も相変わらずだというのである。
悪名高い『S』に勤務して、10年を超えるという和田さん(仮名=35歳)がこう話す。
「さすがに大問題となって、現在は深夜のワンオペ(一人で店を回すこと)も回転(24時間連続勤務)もなくなりましたが、深夜に人を増やしたせいで忙しい朝のラッシュ時がワンオペになったりして、結局、地獄のような思いをしている従業員がいますから。本質は何も変わっていませんよ」
一方、社員ならば16時から深夜3時までのぶっ通し勤務は当たり前。休憩時間がまともに取れないばかりか、寝ずのレポート作成やミーティング、社会貢献活動から自殺者を出した『W』も、これに負けず劣らずの悲惨さなのだ。
バイト歴4年の吉永さん(仮名=29歳)が、こう明かす。
「一昨年に創業者が参議院議員になってからは週休二日が徹底され、一日フル勤務も禁止されましたが、これはあくまで表向き。実際は休みなく働いている社員がほとんどです。例えば、外国人は週に28時間しかシフトに入れられない決まりがありますが、実際は辞めた外国人をまだ働いていることにして、仕事のできる別の外国人をシフトにねじ込み、なんとか店を回している状況なのです」
だが、本誌が驚いたのは、こうしたズサンな勤務状況の一方で、ブラック企業には意外な共通点があるということだ。前出の和田さんがこう語る。
「実は、社員やバイト歴が長くて仕事のできる従業員は、パート主婦たちにやたらとモテるんです。寝ずに頑張っている姿や、テキパキと要領よく仕事をこなす姿が、彼女たちの女心や母性本能をくすぐるんでしょうね」
もちろん、和田さんもそんなモテバイトの一人だという。
「シフトの変わり目や引き継ぎのときに混んでいると、どうしても少し手伝っていくことになりますよね。…