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「ノンフィクションW 青木拓磨 復活のサーキット~下半身不随のレーサー 16年ぶりの挑戦~」のワンシーン
WOWOWは毎週土曜午後1時に「WOWOWオリジナルドキュメンタリー」枠として、「ノンフィクションW」と「国際共同制作プロジェクト」の2番組を両輪に、国内外のさまざまなテーマを扱ったオリジナルのドキュメンタリー番組を放送している。3月14日に放送される「ノンフィクションW 青木拓磨 復活のサーキット~下半身不随のレーサー 16年ぶりの挑戦~」をプロデュースしたWOWOW制作部の古谷秀樹プロデューサーに、番組の魅力を聞いた。
--番組の概要と魅力は?
昨年、アジア最高峰のレース“GTアジア”にフル参戦した下半身不随のレーシングドライバー、青木拓磨選手に密着取材しました。ロードレース世界選手権(現motogp)で大活躍するなど、90年代は二輪のスターだった青木選手。しかし1998年のテスト走行での事故以来、ずっと四輪の世界に活躍の場を求めてきました。
番組では、青木選手にとって16年ぶりとなる国際格式レースでの戦いを追いました。障害のため、自由に国際格式レースへの参加が認められなかった苦渋の日々……。それを乗り越え、悲願の大舞台で疾走した青木拓磨の激闘と生きざまをご覧ください。
--今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?
GTアジアで戦うレーサーは、当然ながら青木選手以外は健常者です。その中で、青木選手は両手だけでマシンを駆ることができるハンドドライブ装置を武器に挑むことになります。ハンディをものともせず、五体満足なライバルたちと対等に渡り合う、青木選手の戦いを追いたいと思いました。
--番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?
「ハンディを背負ったレーサーが、16年ぶりの戦いに挑む……」となると、我々取材陣は青木選手の苦戦を覚悟して取材をスタートさせましたが、青木さんはGTアジアの第1戦と第2戦で、いきなり連続優勝を飾ります。我々ドキュメンタリーの作り手は「壁を乗り越えていく姿を、順を追って描きたい」とついつい思うものですが、いきなり天才レーサーぶりを発揮されたので、うれしい半面「このまま勝ち進んだら番組の構成をどうしよう……」と頭を抱えてしまいました(笑い)。
その後の青木選手の手に汗握る激闘ぶりは、ぜひ番組でお楽しみください!
--番組の見どころを教えてください。
かつてのオートバイファンにとって、青木選手は“懐かしのライダー”かもしれません。しかし昨年のGTアジアでは「青木拓磨ここにあり!」という姿を見せてくれました。まだまだレースの世界でトップを目指し、戦い続けています。
「俺にもチャンスがあるかもしれない、終わってねえ、俺なんか……って思ってくれれば一番いい」と青木選手もインタビューで語っています。サーキットを疾走する青木拓磨の生きざまを通し、人間の可能性の大きさを感じ取っていただければ幸いです。
WOWOW 制作部 プロデューサー 古谷秀樹
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