ガールズグループAFTERSCHOOLのメンバーユイが、自身の写真を広告用に使った韓方医院を相手にした損害賠償請求訴訟で敗訴した。

ソウル中央裁判所民事告訴6部(部長裁判官パク・インシク)は、ユイが漢方医A氏を相手に提起した損害賠償請求訴訟で、原告敗訴の判決を下したと15日に明かした。

ソウルで韓方医院を経営しているA氏は、自身が管理している病院のブログに肥満に関する掲示板を開設し、「○○医院と部分肥満プロジェクトをして、ユイのようなメリハリのある太ももを手に入れてください」というタイトルの記事を投稿し、ユイの写真4枚を掲載した。

ユイは許可なく自分の名前と写真を掲載し、広告に利用したA氏に対し、肖像権と排他的財産権であるパブリシティ権を侵害したとして、慰謝料の支払いを求める訴訟を提起した。

裁判部は1審で「A氏がユイに慰謝料500万ウォン(約50万円)を支払うこと」を命じたが、2審では「韓国では現在までパブリシティ権を認める法律が制定されておらず、これを認める慣習法は存在すると見なせない」と原審を棄却し、原告敗訴の判決を下した。