【モデルプレス】韓国の6人組ダンスボーカルグループ・BEAST（ビースト）が日本デビュー5周年の幕開けとなる16日、東京・ELE TOKYOで会見を行い、独立レーベル「BEAST MUSIC」の旗揚げ及びK-POPとしては史上初の10ヶ月連続リリースを発表した。

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昨年度、結成5周年を飾った彼らの次なる目標は「日本でのデビュー5周年も大成功させること」。そのため「BEASTの音楽を愛してくれるファンの皆さんへの恩返しとして常に新鮮なBEASTを届けたい」と独立レーベル設立と異例の10ヶ月連続リリースを決断。音楽的にも新たなステージに挑戦すべく、メンバーのジュンヒョンが総合プロデューサーとして海外プロデューサー陣とタッグを組み、グループの世界観をさらに広げていく。

ドゥジュンは「BEASTは韓国で結成5年が過ぎ、日本では4周年を迎えることができました。本当にあっという間だったんですが、日本にもたくさんのファンがいらっしゃるのになかなか来る機会がありませんでした。そこで考えた末、皆さんへのプレゼントということで曲を毎月リリースすることになりました。これは簡単なことではありませんが、独立レーベルが設立されたことをきっかけに、日本のファンの皆さんともっと近づけたらいいなと思います」と経緯を説明。プロデュースを手がけるジュンヒョンは「多くの曲を出すということは、その分1曲ずついい曲を出したいという欲が生まれます。それは容易いことではないので、うまくいけばファンの皆さんにとっても、僕達にとっても良い経歴になると思います。一生懸命頑張りたいと思います」と意気込んだ。

◆第1弾は全世界配信、リリックビデオも公開

10ヶ月連続リリース第1弾となる「ONE」は17日に全世界配信。「これまで変わることなく共に戦ってきた6人で、信じ続けた自分達の『オンリーワン』の道を次のステップへ進んでいこう」というBEASTの新たな決意を込めたメッセージ性の強い作品で、よりHIPHOP色を打ち出し、ビートのきいたナンバーとなった。ジュンヒョンは「トレンディなHIPHOPのジャンルです。これからの意気込みや、一生懸命頑張るぞというエネルギーを受け取れる曲だと思います」と紹介。ギグァンは「BEASTがこれまで日本でも韓国でもあまりやってこなかったタイプの曲。レコーディングの際はとても新鮮でしたし、聞く人も新しい感覚を味わってほしい」と自信をのぞかせた。

リリースと同時にYouTubeなどで公開されるリリックビデオも特徴的で、モノトーンの世界の中、女性のボディに歌詞（リリック）が映写されるという手法が用いられ、ハイセンスな中に力強さを兼ね備えた作品に。メンバーが出演するミュージックビデオではなく、あえて歌の力だけで勝負をしたものとなり、ドゥジュンは「新鮮だと思いました。音楽そのものとも合っていたので、ご覧になる方にも是非楽しんでいただきたいと思います」とコメント。ヨソプも「僕達が出演せずにどんなPVになるかちょっと心配でしたが、とてもかっこいいPVになって本当に嬉しかったです」と笑顔を見せた。

◆3ヶ月ぶりの来日

この日は約3ヶ月ぶりの来日となったが、ジュンヒョンは「日本は食べ物がおいしいので、食べられるものは全部食べ尽くして韓国に帰りたいです。この後はとんかつを食べる予定なのでとても楽しみにしています」。メンバー内で一番日本語が得意なドンウンは、最近ハマっていることを聞かれ「僕は日本語の勉強をしながら日本のドラマをすごくたくさん見ています。すごく面白くてハマっています」と流暢な日本語で答えた。

今回の試みを通じて「アイドルからアーティストへ」成長を遂げる6人。「今年は昨年よりも日本のファンの皆さんと会える機会が増えると思います。昨年よりもたくさんの経験を積んで、その成果を皆さんにお見せできるのが楽しみです」（ギグァン）、「2015年にリリースされる僕達の音楽にたくさんの期待と関心をお願いします」（ヒョンスン）とメッセージを送った。

この日、同所では抽選で選ばれたファン約300名が参加するリリックビデオ撮影会＆新曲最速試聴会が行われ、BEASTがサプライズ登場。独立レーベル設立をファンに直接報告した。

◆BEASTの歩み

ボーカルとラップで構成される韓国出身の6人組ダンスボーカルグループとして2009年にデビュー。歌、ダンス、ビジュアル全てにおいてK-POP界のトップを走り続ける実力派。昨年リリースされた「GOOD LUCK」は韓国で9つの音源チャート1位を獲得。米ビルボードにて「2014年のK-POPナンバー1」に選出された。日本では2011年3月16日にデビューを飾り、昨年11月に発売されたシングルCD「キミはどう？」はチャート1位を獲得。同月から12月にかけて開催した約2年ぶりの全国アリーナツアー「BEAUTIFUL SHOW 2014 IN JAPAN～キミはどう？～」では全5公演・3万3千人を動員した。（modelpress編集部）