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デビュー5周年を迎えた女性シンガーソングライターのmiwa。
デビュー当初から続けていた、生ギター1本で全国の会場をまわるアコースティックライブツアー“acoguissimo(アコギッシモ)”の、関東圏初となる日本武道館公演が、3月7日(土)と8日(日)の2日間、約2万4千人を集め開催された。
miwa 2年ぶりのアルバムリリースが決定
“acoguissimo(アコギッシモ)”ツアーは、デビュー間もない頃、大都市中心でのコンサートに行けない地方の若いファンの声から生まれた企画。ギター弾き語りでライブが出来る強みで、“全県制覇!”を目標に掲げ、地方を中心にこれまで31県で開催してきた。会場は百~数百人の小さなライブハウスがメインで、昨今ではチケットの入手が困難となっていた為、デビュー5周年の節目で関東圏初開催となる今回は、日本武道館2DAYSでの開催となった。
武道館は、miwaが大学を卒業する2年前に、“卒業式”と銘打ってワンマンをおこなった想い出の場所。アンジェラ・アキ、やシンディ・ローパー等尊敬する女性アーティストのライブを観客として駆け付けた思い入れの強い会場でもある。
miwaにとって約2年振りとなる武道館公演だが、前回のバンドセットとは違い、今回はギター1本の弾き語り。女性アーティストが弾き語りで日本武道館を2日間公演をおこなうのは異例なことだが、360°のセンターステージにして、最大収容人数を集めた。
会場の暗転とともにアリーナの一般通路にあてられたピンスポットの先に、黒いギターケースを背負ったmiwaが登場、アリーナの真ん中に設置された円形ステージに向かってゆっくり歩くと会場の歓声は早くもMAXに。ステージに上がり、自らケースからギターを取り出して笑顔でチューニングを施し、おもむろにデビュー当時から演奏していた「441」のイントロを奏でると、1万2千人のファンの歓声が一段と大きく降り注いだ。
今回は事前にブログ等でリクエストを募集、miwaがその中からセレクトして決めたセットリスト。その中でもシングル曲ではないのにもかかわらず1位となった『めぐろ川』の演奏では、客席の四方からすすり泣く声が聞こえた。
そして、観客から抽選で8名を選びステージ上にあげるというサプライズ。これは「下北沢のロフトで初めてライブをした時のお客さんの人数」だという。その時のライブでも披露したというシンディー・ローパーのカバー『True Colors』をその8人に向かって熱唱した。
今回のステージは、楽曲ごとにステージが回転し、全方位に向かって歌うスタイル。『君に出会えたから』や『Faith』というアッパーな楽曲では、バンドスタイルのライブでも恒例のタオルまわしで会場が一体となった。
自身の大学卒業するタイミングに、“音楽で生きていく”決意と覚悟を決めて作った『Delight』、まだデビューも決まっていない高校の卒業直前に作った『つよくなりたい』を熱唱し本編を終了、アンコールで登場した最後には、昨年、OECD東北スクールの子どもたちとパリのエッフェル塔の下で歌った『希望の環(WA)』を会場全体で大合唱しこの日のライブを締めくくった。
全てを終えてセンターステージで、感極まり溢れた涙をぬぐいながら「ギター1本で武道館に立てて本当に嬉しいです」と、深々一礼をするmiwaに大きな拍手と歓声がいつまでも鳴りやまなかった。
miwaは、約2年振りとなる4thアルバム『ONENESS』の発売を控え、3月28日からは、2013年の『Delight』以来約2年ぶりとなるバンドスタイルの全国ツアーも開催される。
6月15日横浜アリーナまでの全国13都市19公演、走り続けるmiwaから今後も目が離せない。