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3月25日からアメリカ・マイアミで開幕した「マイアミ・オープン」(WTAプレミアマンダトリー/ハードコート)。
日曜日に行なわれた3回戦。セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の横を鋭い勢いでボールが通り抜けてエースになると、場内からは大きな歓声が起きていた。
セレナもまた、その雰囲気につられて歓声の中に混ざっている気持ちだったと話している。誰もがセレナと戦う歳下で、不利な状況の対戦相手がいいプレーをするのを望んでいた。
”CiCI”の渾名で呼ばれる15歳のキャサリン・ベリス(アメリカ)は、わずか41分、1-6 1-6のスコアでセレナに敗れ、3回戦で姿を消した。
「そうね、この試合に勝ててすごくうれしい、という感じかしらね」と33歳のセレナは言う。「タフな試合だったわ。彼女は若く、そして同じアメリカ人。みんな彼女のような選手がいいプレーをするのを望んでいたでしょうしね」。
セレナはこれで今大会では8度目となる優勝にまた一歩近づいた。
昨年の全米オープンでのベリスは、大きく注目された存在だった。しかし、世界ナンバーワンを相手にはどうしようもなかったようだ。セレナはこの試合で交わされた65ポイント中51ポイントを奪い、7度のサービスゲームでわずか2ポイントしか失わなかった。
だが、惨敗の後もベリスは笑顔を作ってみせた。「すごくナーバスになっていた」とベリス。「彼女を相手に、どうやったら自分のゲームができるのか全然わからなかった。彼女とは今まで一度も対戦したことがなかったし、彼女のことはテレビで見る人だとしか思っていなかったから」。
また、ベリスは「彼女は私にとってはアイドル的な存在。アメリカ人で、世界ナンバーワンで、史上最高の選手。彼女とプレーするのはとても怖かったわ」とも話している。
ベリスにとっては大きなスタジアムでの試合は初めてで、序盤から雰囲気に圧倒され、セレナにオーバーパワーされた。5フィート6インチ(WTAのプロフィールでは168cm)の彼女は、彼女よりも恐らくは歳下の何人かのボールパーソンよりも小さかった。
セレナは観客たちがベリスの活躍を望んでいたのを理解し、ベリスに勝った後に、いつもなら見せる拳を突き上げて喜びを表現するパフォーマンスを控えていた。セレナが13本のサービスエースを奪ったのに対して、ベリスは1本。ベリスは世界ナンバーワンのジュニアだが、まだアマチュアの選手でもある。…