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イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は「イタリア・セリエAのカリアリに所属しているガーナ人MFゴッドフレッド・ドンサーは、ユース時代に不法移民であったことを明かした」と報じた。
ゴッドフレッド・ドンサーは1996年生まれの18歳。2012年にパレルモの下部組織に入団し、昨季ヴェローナに貸し出されてプロデビューを果たした。
今シーズン、カリアリではレギュラーを獲得し、リーグ戦16試合で2ゴールを記録。アーセナルやトッテナムなど多くのクラブから注目を集める存在となった。
現在はトマトの運送で生計を立てている父のタチとともに暮らしているゴッドフレッド。家族のために家を用意するが、自分が良い車を買うのはサッカーを辞めるときだけだと話した。
「僕の父は2007年に不法移民となった。イタリアはまるで知らなかったので、我々は恐れを抱いていた。しかし、父はイタリアで仕事を望んでいたし、僕の姉に勉強する機会を与えたかった。 父はガーナにあるカカオのプランテーションで働くことに疲れていた。母はまでそこで働いているし、僕も以前、同じようにそこにいた。とても厳しい環境だったよ。何時間も太陽の下で仕事をするんだ。 ただ、我々のカカオは皆が買えるものの中でベストであると保証できるよ」
「僕は15歳でパレルモに行った。トップチームで練習した時、ファブリツィオ・ミッコリに『何歳だい?』って聞かれたよ。 でも、その時僕はビザを持っていなくて、6カ月以上滞在することが出来なかったんだ。 ありがたいことに、ディレクターのショーン・ソリアーノが書類審査を助けてくれたし、ヴェローナにも連れて行ってくれた。 彼と、アフリイェ・アックア(サンプドリア/ガーナ代表)への感謝は失うことはないよ。アックアは最高の友人だ。彼はパレルモで僕を助けてくれた。いくらかのお金と、初めてのスパイクを貰ったんだ。裸足でプレーすることには慣れていたけどね 」
「ヴェローナのユースチームにいた時は、アンドレア・マンドルリーニがセリエAにデビューさせてくれた。彼は僕に努力の必要性を説いた。 僕はいつでも働く準備が出来ている。家族の世話をして、食べさせなければならないということを知っているからね。 6月には僕の家族も素敵な家を持つことになる。おそらく父も母とともに戻ってくるだろう。彼らはもう離れたくはないだろうし、僕は彼らを見守ることが出来る。…