政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
男子テニス、錦織圭の世界4位浮上を受け、島津全日本室内テニス選手権で京都を訪れた松岡修造氏に、躍進の背景や今後の期待を聞いた。
-ジュニアを育成する「修造チャレンジ」で初めて錦織と出会った時の印象は。
「世界的な選手になれる飛び抜けた部分はあった。ただ体力面や表現力は下の選手だった。本当に努力したと思う」
-世界4位について。
「『日本人が4位』は考えられないが『錦織圭が4位』は考えられる。何かと比べられないのがつらいが、すごいと評価したら次がない。圭の目標はナンバーワンだ」
-本人は4位について「どうも思ってない」と。
「彼の言葉は素直。なぜならあの4位が本当の4位でないと分かっているから。5位と差がある4位や昔のビッグ4感覚だったら『4位になれた』と言うと思う。ただこれからいくらでも変動する」
-上位2人との間に大きなポイント差がある中、錦織が世界一になるには。
「相当な壁だ。ただ、もうそのテニスはあると思う。彼が一番欲しいのはグランドスラム優勝では。一つ優勝すると気持ちが楽になり自信になる」
-躍進の背景は。
「もちろんマイケル・チャンコーチの存在がある。メンフィス・オープンとメキシコ・オープンを見て思ったのは、錦織選手はギアを上げられる。そうすると相手が恐怖心を持つ。勝手にミスする。そういうケースがとても多かった。錦織圭という存在を選手が怖がっている。さらに圭はギアをどこで上げれば勝てるかも分かっている。ギアを上げ続ける試合ができた時は、間違いなく(世界1位の)ジョコビッチより上になる」
「彼のギアの上げ方は誰にもできない。背が高い選手にもベースラインより中に入ってファーストサーブを受けようとする。相手には相当重圧になる。例えばナダル、ジョコビッチ、マリーは守備型。守ってプレッシャーを与える。圭はギアを上げる時は打つ。それがすごく魅力的。圭のようなテニスにみんながあこがれ、感化されている。今までの守備型の流れが変わろうとしている。その新勢力の先頭が圭だ」
-第2の錦織を育てることはできるか。
「圭のような才能には、僕が生きている間は出会えないと思う。(若い子が)世界100位に入れる可能性は出てきた。50位、30位になるために必要なことは何か。低年齢の時に伝えていくことが僕の役割になる」