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本田先発ミラン、カリアリに快勝4戦ぶり勝利…15年勝利はすべて降格圏相手
[3.21 セリエA第28節 ミラン3-1カリアリ]
セリエAは21日、第28節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランはホームでカリアリと対戦し、3-1で勝利した。ミランは2月22日のチェゼーナ戦以来、4戦ぶりの勝利を挙げた。
前節のフィオレンティーナ戦は終盤の2失点で逆転負けを喫したミラン。この日は、激怒した熱狂的サポーター「ウルトラス」が応援ボイコットを呼びかけたため、ゴール裏はガラガラ状態になった。本田は2試合連続の先発出場。4-3-3の右FWで、降格圏18位のカリアリとの“必勝マッチ”に臨んだ。
先制点はミランに生まれた。前半21分、左45度の位置でボールを受けたFWジェレミー・メネズがエリア内に入ると、ワンフェイントでDFを外して右足シュート。弾丸シュートは右隅を捕え、ミランが先手を奪った。
本田も攻撃参加を繰り返す。前半25分にはDFルカ・アントネッリの惜しいシュートに繋げるアシストを見せると、同33分にはゴール正面で得たFKを蹴る。しかしシュートはミスキックとなり、グラウンダーシュートは枠右へと外れていった。
しかし、またもミランはリードを守り切ることが出来ない。カリアリは後半2分、本田のところで奪われたボールからカウンターを受けると、FWジエゴ・ファリアスがエリア内に侵入。DFフィリップ・メクセスを切り替えしで完全にかわすと、GKとの1対1も左足で難なく蹴り込み、試合を振り出しに戻した。
ただ、この日のミランは直後にリードを取り返す。後半5分、左サイドからのCKを獲得すると、メネズがファーサイドに大きくキック。これをメクセスがダイレクトボレーで合わせると、ワンバウンドしたシュートはゴール左隅に収まった。メクセスの汚名返上弾で再び勝ち越しに成功した。
勝ち越したミランは、後半25分に本田を下げてMFアレッシオ・チェルチを送り込む。フィリッポ・インザーギ監督は、逆転された前節と同じ交代カードを切る。さらに同29分にはFWマッティア・デストロを下げてFWジャンパオロ・パッツィーニを投入。前線をフレッシュにして追加点を狙えとのメッセージを込める。
後半31分のカリアリMFジョアン・ペドロのシュートが、クロスバーに当たり助かったミランは、同34分、チェルチがDFルカ・チェッピテッリに倒されPKを獲得。エリア外に見えたが、パオロ主審はPKを宣告した。これを“職人”メネズが決めて勝利完遂。ミランは15年になってリーグ3勝目を挙げたが、その3勝はすべて降格圏に沈む3チームからとなっている。
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