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今年のシーズンオフにも巨人監督就任が予想された松井秀喜氏(40)が、ヤンキースの特別アドバイザーに就任にした。これで「読売と決別」と考えるのは早計。そこには五輪イヤーの巨人監督シナリオという秘策が隠されていた−−。
小久保裕紀監督率いる侍ジャパンが日本代表強化試合で格下の欧州代表に2-6で敗れた3月11日、ニューヨークから耳を疑うようなニュースが飛び込んできた。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM特別アドバイザーに松井氏が就任と発表があったのだ。契約は1年。シーズン中、同GMやゲーリー・デンホ選手育成担当副社長とともに傘下のマイナー球団の試合を巡回視察し、直接指導するなどして若手野手の打撃のレベルアップに取り組むのだという。
「巨人・原監督の契約は今シーズン終了まで。読売首脳は続投させるのか、松井、あるいは高橋由伸兼任コーチに代えるのか。白石オーナーを中心に将来の設計図作りの真っ最中です。長嶋茂雄終身名誉監督の意向は“今秋に松井監督”にあり、その方向で進んでいたのですが、突然のヤンキース入り。これで最下位にでもならない限り、原監督の続投は決定的です」(スポーツ紙デスク)
不思議なのは読売陣営に悲壮感などサラサラなく、むしろ「将来へ向けて、しっかり勉強をしてきてほしい」と歓迎していることだ。いや、ヤ軍に送り込んだのは巨人サイドという情報さえある。
「今やMLB傘下のマイナー球団は宝の山なのです。北中米選手に加えて、ちょっと前までは野球の不毛地帯に思えた欧州各国が一気に力を付け、日本の若手を凌駕する選手がゴロゴロ出てきた。侍ジャパンの苦杯がそれを象徴している。プロが参加するようになった2000年シドニー五輪以降、日本代表のトップチームが欧州のチームに負けたのは今回が初めてですが、これは不運とかいう類いの話ではない。ヤクルトのバレンティン、楽天のジョーンズはオランダ人。そのオランダ以上に野球熱の高いイタリアからもオリックスにマエストリ投手が加わり、外国人選手の勢力地図を塗り替えている。松井氏がヤ軍の巡回コーチを買って出たのは、宝の山から本物の宝石を見つけ出し、巨人に連れてくる狙いもあるのです」(巨人OBの野球解説者)
松井氏の特別アドバイザー就任のニュースはスポーツ専門チャンネルESPNで「ヒデキ・マツイがヤンキースのフロント入り」、CBSテレビでも「この男を覚えていますか、そうあのゴジラです」と紹介するなど、米メディアでも大きく取り上げられている。…