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[3.22 J1第3節 清水0-1松本 アイスタ]
松本山雅FCが記念すべきJ1初勝利を挙げた。敵地で清水エスパルスと対戦した松本は、前半19分にDF飯田真輝のゴールで先制。終盤の清水の猛攻に耐え、1-0で勝利した。J1で3戦目での初勝利を完封で飾った。清水は今季初黒星を喫した。
最初に好機を迎えたのは松本だった。前半14分、左サイドから上がったクロスをFWオビナがワントラップで受けて浮き球にすると、反転しながら右足シュートでゴールに収める。抜群の身体能力を見せつけたゴールになったが、惜しくもオフサイド判定でゴールは認められなかった。
しかし前半19分、今度はしっかり松本が先制する。オビナからのパスを受けたMF岩上祐三が浮き球パスを出すと、左サイドからDFの裏に走り込んだFW池元友樹がダイレクトシュート。GK杉山力裕に弾かれたが、詰めていたDF飯田真輝が押し込み、J1初勝利へ向け、幸先良い得点を奪った。
さらに追加点のチャンスも迎える。前半33分、エリア内でMF喜山康平がDFヤコヴィッチに倒されPKを獲得。これをオビナが狙うが、シュートは大きく枠上に外れてしまった。
ボールポゼッションでは前半から清水が上回っていた。13年シーズンを松本で過ごしたFW長沢駿が、運動量豊富に積極性を見せる。しかし前半30分のシュートがGK村山智彦にセーブされるなど、決定力を欠いてしまう。
後半に入ると、攻める清水、守ってカウンターを仕掛ける松本という構図がより明確になる。特に清水は25分からMF村田和哉に代えてFWミッチェル・デュークを投入。前線を厚くして松本ゴールに迫る。しかし後半33分の決定機、デューククロスをFWピーター・ウタカが頭で落として長沢が右足シュートを見せた場面は左ポストを叩き、ゴールラインを割らない。同37分のウタカのシュートもわずかに左に外れる。その後の猛攻も、実ることはなかった。
耐えた松本は、J1昇格後初の勝ち点3を獲得。決勝点を奪った飯田は、「本当にキツイ試合だったけど、これだけ多くのサポーターが来てくれたのでやらなきゃと思った」と、緑で埋め尽くしたゴール裏サポーターに感謝し、勝利を喜んだ。
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