政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
<大相撲春場所>◇初日◇8日◇大阪・ボディメーカーコロシアム
勇気ある決断で横綱の“口撃”を、うっちゃった。場所前の力士会で横綱白鵬から、気合入れの発声禁止令を下された東西の前頭12枚目、千代鳳(22=九重)と琴勇輝(23=佐渡ケ嶽)が対戦。
撤退を表明し「ホッ」を自粛した千代鳳に対し、琴勇輝は「ホゥッ」と発声して館内を沸かせた。押し出しで敗れた琴勇輝だが、番外戦では信念を貫いた。
横綱の言葉より、重いものがある。信念を捨てるぐらいならマゲを落としてもいい。それぐらいの覚悟が「ありました」と琴勇輝は胸を張って言った。土俵では土が付いた。それでも、やりきった充実感が173キロの体を包んだ。
しこ名を呼び上げられ両者が土俵に上がる。嫌が応にも好奇の目が注がれる。そんな時だ。「声を出したっていいんだゾっ!」。男性ファンの声につられ「そうだ」のエールも飛ぶ。花道を入場する際、琴勇輝は「ホーホー、ホーホー言われた」と異様な空気を察した。そんな中、最後の仕切り。普段より大きな張り上げるような「ホゥッ」という気合の声。館内が拍手と大歓声で揺れた。攻め込まれ何とか回り込むも、押し出されて完敗。痛いほどの拍手が、花道を引き揚げる琴勇輝に送られた。