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4月20日からスペイン・バルセロナで開幕した「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/クレーコート)。
火曜日に行われた2回戦で、第1シードでディフェンディング・チャンピオンの錦織圭(日清食品)が、ティムラズ・ガバシュビリ(ロシア)を6-3 6-4で退けて3回戦に進んだ。
また、ニコラス・アルマグロ(スペイン)はパオロ・ロレンツィ(イタリア)と1回戦を戦ったが、アルマグロが3-0とリードした時点で、相手のロレンツィが棄権したことによる勝利で2回戦に進んだ。ロレンツィの棄権は試合開始後10分のことだった。
アルマグロは2回戦でラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。昨年の大会ではアルマグロか準々決勝でナダルを破っており、ナダルの今大会での連勝記録を41試合で止めている。
錦織はこの日の試合で22本のウィナーを決め、1時間8分で勝利している。
錦織は現在世界5位。木曜日には昨年の準優勝者だったサンティアゴ・ヒラルド(コロンビア)と、ジョアン・ソウザ(ポルトガル)の勝者と3回戦を戦うことになる。
第1セットの錦織は11本のウィナーを奪い、最後は自分のサービスゲームをラブゲームでキープしてセットを取って先行した。
ガバシュビリは第2セットで3本目のダブルフォールトをおかしてサービスゲームを落とし、2-3とリードされると、ラケットをコートに落とす素振りを見せていた。マッチポイントは錦織がサービスエースを決めての勝利だった。
「素晴らしい初戦だった」と錦織。「今年のクレーコートで最初の試合。少し硬くなったが、今日は素晴らしい2セットを戦えた」。
そのほかの2回戦では、第7シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)がトーマス・ベルッチ(ブラジル)を6-3 6-4で、トミー・ロブレド(スペイン)がミカエル・ユーズニー(ロシア)を6-3 6-2でそれぞれ下している。
1回戦の試合ではティーンエイジャーのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が、2010年大会の優勝者でもあるフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)を7-6(4) 6-3で破っている。
ルブレフは17歳。現在は329位で予選からの出場。ベルダスコのサービスゲームを3度破り、また、5度あったブレークのピンチをしのいでの勝利だった。ルブレフは2回戦で第13シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦する。
アルベルト・モンタネス(スペイン)は、リカルダス・ベランキス(リトアニア)を1-6 6-4 7-5の逆転で破り、2回戦でダビド・フェレール(スペイン)と対戦する。…