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エキシビションで演技する羽生結弦(19日、国立代々木競技場)=共同
フィギュアスケートの世界国別対抗戦で3位だった日本代表が、今季最終戦から一夜明けた19日、東京・国立代々木競技場で取材に応じ、男子の羽生結弦(ANA)は来季のショートプログラム(SP)で得点アップが望める演技後半に4回転トーループを跳び、フリーは4回転を3つ組み込む高難度の構成に再挑戦する考えを示した。
中国杯での激突事故後、SPは演技前半、フリーでは2つにとどめざるを得なかったため「理想的な構成に組んでいきたい」と意欲を示した。
この日のエキシビションで羽生は昨季のSP「パリの散歩道」を滑り、4回転を含めた完璧な演技で大喝采を浴びた。フィナーレでは4回転ループからトリプルアクセル(3回転半)を成功させた。
女子の宮原知子(大阪・関大高)は「大きな試合で(実力を)出せるようになってきた」と話し、現役続行を決意した村上佳菜子(中京大)は「今季苦しんだ分、来季はいい思いができるようにしたい」と誓った。〔共同〕