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男子テニスのバルセロナ・オープン第5日は24日、スペイン・バルセロナで準々決勝が行われ、大会2連覇を目指す世界ランキング5位で第1シードの錦織圭(25=日清食品)は、同27位で第7シードのロベルト・バウティスタ(27=スペイン)と対戦。6―2、3―6、6―1とフルセットにもつれ込んだ熱戦を制し、4強入りを決めた。
昨年のこの大会では2回戦で顔を合わせ、フルセットの末に錦織が勝利した。以来、1年ぶり2度目の対戦。試合前には「昨年対戦して倒し方は分かっているつもりだ」と豪語していたバウティスタだったが、錦織が力の差をみせつけた。
バウティスタのサーブで始まった第1セットは、最初のゲームを錦織がいきなりブレーク。その後は互いにキープし合い4―2で迎えた第7ゲーム、錦織は再びブレークに成功すると、そのまま一気に押し切った。
この日の錦織は立ち上がり、サーブが好調だった。第1セットのファーストサーブ成功率は84パーセントの精度を誇り、そのポイント奪取率は81パーセント。対するバウティスタは64パーセント、43パーセントだった。
だが、第2セット。錦織のファーストサーブの確率が下がると、バウティスタが反撃。錦織は第6ゲームで先にブレークを許すと、第9ゲームのブレークバックチャンスをものにできず、このセットを3―6で落とした。
迎えたファイナルセット。まずはサービスゲームをキープした錦織。第4ゲームで先にブレークを果たしてリードを奪うと、第6ゲームも連続ブレーク。最後は5ゲーム連取と地力の差で勝利をつかみとった。