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○ロッテ7−5DeNA●(5日・横浜)
4番の風格を感じさせる打撃である。一時は同点となる2ランを含む2打数2安打3打点と活躍したDeNAの筒香。広角に打ち分けた内容に、成長の跡がくっきりと見えた。
2点を追う五回1死一塁。昨季ロッテの抑えで31セーブを挙げた右腕、西野の初球だった。外寄りの球を待ちながら、内角高めの144キロ直球に体が反応。手元まで球を引きつけ、体の軸を回転させたコンパクトなスイング。「今まではいい当たりのファウルになったコース。頭が突っ込まず、ステップの幅が狭くなり、うまく軸で打てた」。やや詰まったと言うが、それも計算のうちか。その分、打球は切れずに右中間席へ。一回には唐川の緩いカーブを左中間にライナーで運ぶ適時二塁打も。中堅から左方向へ強い打球を放つキャンプからの課題にも満点回答だ。中畑監督も「言うことなし。チームの顔になっていく」と喜んだ。
プロ5年目だった昨季は114試合に出場し、打率3割、22本塁打、77打点といずれも自己最高。得点圏打率は両リーグトップの4割1分6厘を誇った。チームは打率、総得点ともリーグワーストだったが、今季から主将を担う不動の4番の存在で一本芯が通った。
日本代表「侍ジャパン」でも中軸を期待される23歳。球界を代表する選手へと期待が膨らむ。【井沢真】