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自身のツイッターで前向きに報告「野球界にプラスになるよう取り組んできます」
レンジャーズのダルビッシュ有投手が、17日(日本時間18日)に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けることが決まった。球団と本人が発表した。今季中の復帰は絶望的となった。
「私事ですがトミージョン手術を受けることにしました。痛みはないのですがシーズン中に切れてしまうと来年まで働けなくなるのでそのリスクを改善するための手術になります。ポジティブにしか考えていないですし、野球界にプラスになるよう取り組んできます。手術は来週火曜日に行います」
ダルビッシュは自身のツイッターでこのように運命の決断を報告している。
レンジャーズのエースは5日(同6日)のロイヤルズとのオープン戦に今季初先発した際、1回12球を投げた後に右上腕三頭筋の張りを訴えて降板。翌6日(同7日)にレンジャーズのチームドクター、キース・マイスター医師の診察を受け、靭帯部分の小さな傷が明らかになった。マイスター医師からはトミー・ジョン手術を勧められたという。
復帰時期は「2016年の早い段階」とダニエルズGM
さらに、ダルビッシュは10日(同11日)にニューヨークでメッツのチームドクター、デビッド・アルチェック氏の診察も受けた。レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは「手術こそが彼の推薦した選択肢だった。事態は手術に向かっているように思える。みんなの共通理解だ」と報告。セカンドオピニオンも同じ結論だった。
その後、チームは昨年のCC・サバシア投手(ヤンキース)の膝の手術も執刀したジェームス・アンドリュー医師にMRI検査の結果を送り、サードオピニオンを仰いでいたが、このアンドリュー医師がダルビッシュの執刀医となることも決まった。
自身の腱を摘出し、患部を再建するトミー・ジョン手術は復帰に1年から1年半を要する。地元紙ダラス・モーニング・ニュースによると、ダニエルズGMはエースの復帰時期について「2016年の早い段階」と語ったという。ダルビッシュの今シーズンは開幕前に終わってしまった。メジャー屈指のエース右腕は手術を乗り越え、来シーズンの復活を目指す。