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リヴァプールに所属するイングランド代表FWラヒーム・スターリングが、サポーターから罵声を浴びせられている。10日付のイギリス紙『テレグラフ』が伝えた。
同日、リヴァプールは2015-16シーズンに着用する新ユニフォームの発表会を行い、スターリングも出席。同選手が新ユニフォームのデザインについて問われた時、招待されていた500人のサポーターのうち1人が「来シーズン、それを着てるお前に会えるのかはっきりさせろ!」と叫んだという。
現在20歳のスターリングは、クラブから週給10万ポンド(約1790万円)とも言われる破格の契約延長オファーを受けたものの、交渉が難航。それにより、サポーターから「守銭奴」とも批判されていたため、1日にはイギリスメディア『BBC』によるインタビューで反論するなど、大きな問題になっていた。
また、スターリングの代理人は現在のオファーを拒否し、週給15万ポンド(約2685万円)での契約延長をクラブに問い掛けており、交渉は今シーズン終了後まで延期されるであろうと、同紙は報じた。
スターリングの獲得には、マンチェスター・C、アーセナル、レアル・マドリード、バイエルンなどが興味を示していると、これまでに各メディアが報じている。
◇ナ・リーグ ジャイアンツ1―0パドレス(2015年4月9日 サンディエゴ)
ジャイアンツは延長戦で同地区のライバルであるパドレスに競り勝ったが、この試合でジャイアンツのアンヘル・パガン外野手(33)とパドレスのデレク・ノリス捕手(26)がお互いの感情をむき出し、激しい言葉を交わす場面があった。
【写真】11回、右前打を放つ青木
両軍得点なく迎えた9回、パドレスのマウンドにはこの回から移籍してきたばかりの守護神・キンブレルが上がった。打席にはパガンが入り、初球のストレートは低めに外れてボール。2球目を待つ前に手袋を直したパガンは次の瞬間、打席内に落ちていたガムを捕手・ノリスの足元に放った。
ノリスは立ち上がり、そのガムを足で払うと再び腰を下ろしたが、パガンは次の投球に備える素振りは見せず、ノリスに何やら言葉を浴びせていた。
その後、ノリスもこのパガンの“口撃”に応戦。球審が両者の間に入って注意を与えた。何とか事態は収まったが、直後にキンブレルが投じた2球目は156キロのブラッシュボール。球場内は異常な盛り上がりを見せた。
試合後に頭が冷えたパガンは「アドレナリンが出ているとあのようなことが起こる」とコメント。一方、ノリスは「ガムを足元に投げつけられたなんて経験がない」と、むっとしたままだった。
イタリアの名門インテル・ミラノが、FC東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)の獲得に乗り出していることが9日、分かった。関係者によれば、インテルは武藤の実力とスター性を高く評価。身分照会を終え移籍金も提示済みで、今後、正式オファーとなる可能性もある。武藤に関してはプレミアリーグの名門チェルシーからの正式オファーが8日に判明したばかり。他にも複数の欧州クラブが獲得に興味を示しており、今後激しい争奪戦が繰り広げられそうだ。
【写真】武藤もこの仲間に?長友(前列中)らインテル・ミラノイレブン
チェルシーだけではなかった。武藤の獲得に向け、別の世界屈指の名門が動いていることが判明した。FC東京関係者は「既に複数クラブから獲得の打診が来ている」と明かしていたが、その一つがセリエA優勝18回を誇るインテル・ミラノだった。関係者によれば、武藤の実力はもちろん、そのスター性も評価しているという。身分照会にとどまらず移籍金の提示も行っていることから今後は正式オファーに発展するとみられる。
日本代表DF長友も所属するインテルはここ数年は低迷しているが、イタリアで唯一2部への降格がない名門だ。09~10年シーズンには現在チェルシーを率いるモウリーニョ監督の下で欧州CL、リーグ、イタリア杯の3冠を達成するなど、世界屈指の強豪として知られる。今季途中にはマンチーニ監督が就任。復活を期す来季に向けてオフには大型補強を画策しており、その中で日本のスターにのし上がった武藤に白羽の矢が立った。
8日にプレミアの強豪チェルシーが今夏の獲得に向け正式オファーしたことが判明。一夜明けたこの日は東京都小平市のクラブハウスが“武藤フィーバー”に揺れた。民放全局を含む記者約50人が集結。クラブ関係者は「長友の時以来」と、くしくもインテルに所属する長友がFC東京在籍時に欧州移籍と騒がれた時を思い出して目を細めた。
渦中の武藤はこの日、首と右腰を痛めた4日の甲府戦後は初めて全体練習に合流し、紅白戦を含む全メニューをこなした。その後は患部を入念にマッサージ。「腰は大丈夫だけど首にまだ少し痛みがある」というものの、12日のアウェー湘南戦に向け「試合には問題ない」と出場の意欲を示した。チームはリーグ戦で2連勝中で、首位浦和に勝ち点差2の2位と好調をキープ。「チームの流れは凄く良い。勝って流れに乗ることが大事。負けないことではなく、とにかく勝つことにこだわってプレーしたいと思います」と力を込めた。
当面は「ファーストステージで優勝することに全力を注ぐ」と目の前の一戦に集中するが、チェルシー、インテル以外にも興味を示しているクラブもある。日本の若きスターは、一気に今夏の移籍市場の注目の的となった。
【ニューヨーク=畑中祐司】ヤンキースの田中将大投手(26)が7日(日本時間8日)、メジャー2年目で初めて地元メディアからバッシングを受けた。4回5失点KOを喫した開幕戦から一夜明け、ニューヨークの新聞は厳しい論調で報道した。
【写真】4回5失点で開幕戦黒星となったマー君
結果以上に、球速90マイル(約145キロ)以下に抑えた投球スタイルに批判が集まった。1面で地元メッツの勝利を報じたデイリー・ニューズ紙は、裏面で田中について「WHO IS THIS GUY?(この男は誰だ?)」と刺激的な見出しをつけた。13勝を挙げた1年目との違いを皮肉る意味合いが込められている。見開きの中でも「速球がなければエースをつかめない」と論評した。
批判の種は開幕前からあった。“技巧派”に転じた田中に、ライバルのレッドソックスなどで通算219勝を挙げたペドロ・マルティネス氏が「万全の状態だとは思えない」と話すなど、好意的な意見は少なかった。シーズン初登板でKOされたことにより一気に火が付いた形だ。
チームはこの日、試合はなく、開幕前に2度の休日返上をしていた田中も完全休養に充てた。次回は12日(同13日午前9時5分開始)の本拠地でのレッドソックス戦に登板予定。開幕投手を務めたことで周囲の目はより厳しいものになるが、結果ではね返すしかない。
北京五輪の柔道金メダリストで総合格闘家の石井慧(28)が8日、11日に両国国技館で行われるIGF3大会を最後に引退を示唆した。
【写真】ミルコにボロ負け 大量出血でグロッキーの石井
同大会に出場するため、オランダから帰国した石井は、成田空港で「この試合に勝っても負けても、最後にしようかなと考えている。悔いのない試合をして、試合を楽しみたい。試合が終わってしっかり考えて、事務所にあいさつにいきたい」と話した。
石井は、昨年大みそかのミルコ・クロコップ戦に惨敗したことにショックを受け、関係者に「しばらくやりたくない」と吐露していた。家族や、周囲の関係者から何事も10年はやったほうがいいと勧められていたが、練習先のオランダで1人で考え結論を出したという。「貯金もあるし、しばらくは何もしないで暮らしていける。休養ではない。マット界から引退します」と話した。ただ、本人が言うように11日のニック・ロズボロウ戦が最後になるかは、流動的で、試合後に石井が何を語るかが注目される。