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【グルジア 0-2 ドイツ EURO2016予選 グループD】
EURO2016予選が30日にヨーロッパ各地で行われ、W杯王者のドイツはアウェイでグルジアと対戦した。
25日にオーストラリアと引き分けて、EURO予選への影響も心配されたドイツだが、この試合のスタメンは両SB以外全員がW杯優勝メンバーで固めて必勝態勢。右SBにはルディ、左SBはヘクターが入った。
対するグルジアはツハダーゼ監督の公式戦初采配となった。
そのグルジアは試合開始直後、トラブルに見舞われる。中盤の底に入っていたアミシュラシビリが負傷し、代表初出場となる19歳のドバリと交代を余儀なくされた。
ほとんどの時間、敵陣内でボールを回して試合を支配するドイツは、ミュラー、ロイス、ゲッツェを中心に積極的にゴールを狙うが、グルジア守備陣の体を張った守りに阻まれネットを揺らすことができない。
攻め続けたドイツがようやく先制点を挙げたのは39分。エリア手前でエジルからのパスを受けたゲッツェが見事なコントロールからゴールに向かって仕掛け、こぼれ球に後ろから走りこんだロイスがシュートを突き刺した。
勢いに乗るドイツは畳みかけるようにグルジアゴールに襲い掛かるが、ロイスのミドルシュートはGKローリアにセーブされ、ゲッツェは空振りで決定機を逃してしまった。
44分、今度はミュラーの右足が火を噴く。エジルからのパスをペナルティアーク付近で受けると、相手4人に囲まれながら右足のコンパクトな振りでゴール右隅を射抜いた。
後半に入ると積極的な選手交代で攻撃に打って出たグルジアがドイツゴールに迫る場面が増える。ムチェトリーゼとチャントゥリアの2人が中心となって攻撃を組み立て、いくつかチャンスを作っていった。
ドイツはグルジアの勢いに気圧されたのか徐々にトーンダウンし、試合を決める追加点を挙げられない。停滞感が漂う中、残り5分でポドルスキとシュールレを投入してエンジンをかけ直すが、3点目を奪えず。2-0で勝利となった。
EURO予選もこの試合で折り返し地点を迎えた。未だ1勝のグルジアは次節6月13日にアウェイでポーランドと、グループ首位突破に向けて勝ち点を落とせないドイツは同じ日にアウェイでジブラルタルと対戦する。