政治そのほか速
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ZLMツアーが4月17~18日にオランダのゼーラント州で開催され、日本代表U23チームが参戦。レースはデンマークが圧勝し、北欧勢が主導権を掌握したが、日本勢も弱点を明確にできたことが収穫となった。 オランダ南西部で開催される大会は「風のレース」で知られる。2015年から2日間・3ステージでの開催。初日のハーフステージは122kmのフラットコースだった。レースはスタートから位置取り争いで落車が頻発し、わずか2km地点までに4回の落車が発生する状態。ペースアップとダウンを繰り返しながらふるいにかけられ、日本チームからは勝負するトップ集団に残れず、小石祐馬と岡篤志が第2集団に残った。 第1ステージ終了後、同日夕方スタートの25kmチームタイムトライアルは強風の中農道の細い道路で行われた。チームは前半のペース作りに苦戦したが、後半はペースが整いつつ上り調子でのゴール。しかし結果はトップのデンマークに3分以上の差を付けられ、スピード域の差を痛感した。 最終の第3ステージは177kmのフラットコースで朝から強い風が吹く。レースはスタートから一気にペースが上がり、集団を分解させては元に戻る動きが繰り返され、やがて後方グループは元に戻らなくなる。ときどきアタックはあるもののリーダーのデンマークに他の強豪国が屈した形でレースが自在にコントロールされる。 日本勢のほとんどが早くから脱落集団に取り残される中、2つ目のメイングループに小石、岡を残すが、中盤に小石は横風での路肩走行で不運な落車で肩を強打しレースをリタイヤ。岡もポジション争いで路肩から畑に落とされ、集団復帰ができず終盤にリタイヤとなった。 ステージを制したのはリーダーを擁しながらスプリントも制したデンマークのペデルセン。デンマークは個人総合優勝を含み完全にレースを支配した。 今回のレースでは体格と体力の差の大きさを感じた。坂のない超消耗戦で地元オランダ、ベルギー勢でさえ頼りなく感じるほど北欧勢のパワーを見せつけられた2日間だった。小石は検査の結果鎖骨骨折が判明し、しばらくは治療に専念することになる。しっかり完治させ早く元気な走りを見せてほしい。