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鹿島戦に出場した永井謙佑 [写真]=Kazuhito Yamada/Kaz Photography
文=今井雄一朗
2010年以来の日本代表選出となった名古屋グランパスFW永井謙佑が明治安田生命J1リーグ1stステージ第3節の鹿島アントラーズ戦にフル出場。得点に絡むことはなかったが、オープンな打ち合いとなった後半には自慢のスピードを駆使してチャンスメークに奔走した。試合後には記者の質問に対し「いろんな刺激をもらえると思うし、楽しんでやりたいですね。何も失うものはないから、楽しむ。自分の特長を出せればいいかなと思います。行くからには結果を残したい」とコメントし、スタジアムを後にした。
代表選出の報が届いた19日には即席の記者会見を開き、「監督が代わって初めてのメンバーですし、入れたのは嬉しい。代表は負けられないプレッシャーはめちゃくちゃあると思う」と語っていた。その一方で「これからもチームでいいプレーを見せることが大事だし、グランパスの代表として選ばれ続けるように、まずはチームで頑張りたい」と宣言していただけに、この日のプレーには不満顔。終盤にはスピードを活かした突破も見せたが、「最後のシュートまで力が残せなかったです。最悪の現象ですね」と悔しさをあらわにした。
それでもこの日の名古屋の攻撃が左サイドに偏ったことは事実で、それは永井の力をチームが認識していることの裏返しだ。後半から途中出場した小屋松知哉も「右サイドを活性化しようと思ったけど、攻撃が永井さんの方に偏っていた」とその存在感を証言する。
日本代表では右サイド起用の可能性もあるが、いずれにせよJナンバーワンのスピードは代表でも間違いなくトップクラス。良質のパサーとゲームメーカーが居並ぶ代表では、その特長も存分に活かされるはず。「これまでの日本代表には自分がオリンピックで一緒に戦った選手もいたし、刺激も受けていました。一緒に戦いたいなと思っていた。自分の特長であるスピードあふれるプレー、闘志あふれるプレーでしっかりアピールしてきたい」。
前回選出時はまだ大学生だった。オリンピックを経て、海外挑戦を経験し、そして昨季はリーグ戦で自己最多得点をマーク。名実ともに成長した名古屋の韋駄天は、久々の青いユニフォームに強い意欲を燃やしている。
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