政治そのほか速
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“セ界”でもっとも有名なヤクルトファンの一人である、切込隊長ことやまもといちろう氏が、電撃的に楽天に“移籍”。チーム戦略室アドバイザーとして、選手のデータを分析し、育成とチーム編成にも助言をする立場となった。いったいどういう風の吹き回しか、やまもと氏本人を直撃した。
「個人的趣味としてこれからもスワローズは見ていきますが、仕事は別です。実は昨季までも某球団の外部スタッフとしてデータ分析の仕事をしていまして……それを聞いた三木谷さんから、フロントの一員として一緒にやろうとオファーをいただきました。乳酸菌魂というか、すべてのデータが生きたまま腸まで届くようなシステムを考えていこうと思います」
では、実際にデータ分析をどのように活用するのだろうか。
「例えば、炎上するときの投手は普段と比べてどのくらい球速が落ちているのかといったことから、打者ならば成績推移を全部割り出して『ヒジがたためるようになったので内角打ちが巧くなった。さらに内角打ちが得意な選手に育てるには○○というトレーニングが必要』というようなレポーティングを行っています」
選手の抱えている問題ごとに原因を突き止め、適切な解決策を提案するのが、やまもと氏の仕事だ。
「前任の星野仙一監督時代は、伸び伸び超人野球でした。24連勝した田中将大のようにスゴい選手が要所要所にいて優勝できましたが、今後の楽天は、今はダメな選手でも、しっかり育てて主力に変えていかなければ……」
星野野球を、後任の大久保博元監督がどう乗り越えていくのかにも注目が集まる。
「デーブさんは、挑戦する意識が強く、物議を醸している『第2先発制』も理解してくれています。楽天の投手は4回から打たれるパターンが多く、代え時を早くするために5イニングを2人で投げる体制を作る相談をしています」
では、いよいよ開幕を迎える楽天の見どころはどこにあるのか?
「嶋基宏や藤田一也、銀次や島内宏明などの主力、その脇を固める選手がどれだけ出てくるか。たぶん交流戦の頃から、『こんな選手おったんけ!』という選手が出始めると思います。脇役がどう伸びていくかを、ぜひ見てほしい」
超データ野球で楽天はどう変わるのか……デーブ監督だけではなく、やまもと氏の手腕にも注目が集まる。
【やまもといちろう氏】
ブロガー、投資家、イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。村上春樹氏、あだち充氏、出川哲朗氏らと並ぶ著名ヤクルトファン
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