政治そのほか速
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日本ハム期待の若手が悩みに落ち込んでいる。4年目の上沢直之投手(21)は、2月28日の広島との練習試合(名護)で2回2安打2失点。「うまくいかない。まっすぐをテーマにしていたんですが、自分がもともと投げていた球質じゃない」と頭を抱えた。
厚沢投手コーチはその悩みを「魚の骨がノドに刺さった程度」とみるが、本人は「歯車が合っていない。すごく気持ち悪い。このフォームで投げたくない」と深刻だ。
1軍デビューした昨季は8勝(8敗)。今季も先発ローテの一角として期待されるが、珍しい経歴の持ち主。小学校ではサッカー少年で、野球を始めたのは中学。3年間は控え投手だった。専大松戸高で才能が開花し2012年ドラフト6位で入団したが、実質5年間という野球経験はプロでは異例の短さだ。
球団関係者は「天性のセンスの持ち主」と口をそろえる。1軍定着に5年の期間を設定している球団の育成プログラムを上回る3年で頭角を現しローテ入りした。右腕の悩みには、この経験の少なさと天性のセンスが関わっているようだ。
ある2軍コーチは「大谷とは違ったタイプの天才。努力家で人の話もよく聞く子だけど独自の感性を持っている。それに合わないと修整が難しい。経験が短いから修整の引き出しも少ない」とみている。
「真っすぐさえ戻ればすごくいいシーズンを送れる」と強調する右腕は“二刀流”大谷の兄貴分でもある。悩みから抜け出せなければ後輩にも影響が及んでしまう。 (片岡将)