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【プロ野球実況中継】混戦が予想されるセ・リーグで、横浜DeNAが台風の目になりそうです。昨年は5位に終わりましたが、特筆すべきはチーム防御率。一昨年の4・50が、昨年は3・76に改善されたのです。
もちろん投手陣の頑張りを示す数字ですが、今日はあえて女房役の黒羽根利規捕手(27)の成長にスポットを当てます。
昨年は出場試合数109(一昨年は30)とほぼ正捕手に上り詰めました。4月12日から5月24日まで右手親指骨折のため戦列を離れましたが、これがなければフルに近い出場だったでしょう。盗塁阻止率・395はリーグトップ、打率もここ2年は2割6分台。数字を見ても彼の貢献度は各分野でアップしています。
川村投手コーチ「とにかくボールを逸らさないから、投手が安心して投げられます」
新沼バッテリーコーチ「投手としっかりコミュニケーションが取れている。ずっとマスクをかぶるようになって自信もついただろうし、お互いが分かり合えるようになった」
首脳陣の評価も上々です。今年は規定打席到達を狙いたいところ。昨年の12球団でクリアした捕手は、巨人・阿部慎之助選手ただ1人。それも一塁手との併用でしたから実質ゼロ。DeNAで規定打席に到達した捕手は2007年の相川亮二選手(現巨人)が最後ですから、今年達成すれば実に7年ぶりの快挙。
ただ、本人は「規定打席には全く興味ないですね」とそっけない。「それよりチームの防御率をもっと上げること。防御率だけじゃない、昨年はチームの与四球が一昨年より100個くらい減ったんです(13年は551→14年は456)。僕としては、そういう数字の方を大切にしたいですね」
個人よりもあくまでチームの成績。この気持ちがチームを上位に導くのでは。“強いチームに名捕手あり”は球界の定説ですから。
■松本秀夫(まつもと・ひでお) 1961年7月22日生まれ、東京都出身。早大卒、85年ニッポン放送入社。スポーツ部アナウンサーとして「ショウアップナイター」の実況などを担当。2005年ロッテ優勝決定の試合での号泣実況のほか、数々の名言がある。