政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
シェアハウス経験がある女性に聞く、共同生活で気を付けたこととは?
職業も趣味も年齢も、さまざまな人たちが一緒に暮らすシェアハウス。最近は女性専用の建物も多いですが、男女一緒のシェアハウスだと、何かと気を使うことも多そう……
そこで、かつて男女共同のシェアハウスで暮らしていたYさん(女性/30代)にお話をお伺いし、生活の中で悩んだことなどを調査してみました。
――まずは、どんなシェアハウスに住んでいたのか教えてください。
Yさん:東京都内にある、オフィスだった建物を改装してオープンしたシェアハウスです。入居者は30人くらいで、男性が少し多かったですね。施設内は、男性と女性のフロアに分かれていて、男性2フロア、女性2フロア、共有エリアで1フロア、というつくり。私は、約1年間住んでいました。
――フロアが分かれていると、少しは気楽に過ごせそうですね。とはいえ、同じ建物内での男女共同生活。どんなところに気を使いましたか?
Yさん:洗濯物を干す場所ですね。屋上に洗濯物が干せるので、基本的にはそこを使っていましたが、やはり下着を共有の場所に干すのには抵抗があって。だから下着は、いつも自分の部屋の中に干していました。
――なるほど。共有スペースでの過ごし方では、気を使っていたことはありますか?
Yさん:服装には気を使いました。例えば暑い季節に、実家や一人暮らしの部屋で過ごすときって、男性ならパンツだけになったり、女性なら上半身は下着も外してキャミソールだけになったりと、ラクな格好をすることもありますよね(笑)。でも男女一緒のシェアハウスでは、そこまで気を抜いた格好はできません。女性だったら、スカートのときは座り方に気を付けるとか、共有の空間で「お互いに気を使わないために、気を使う」ということは、心掛けていました。
――自分の部屋ではリラックスしても、そこから一歩出たらパブリックな場所として、心を切り替えることも必要なんですね。
Yさん:でも、実は男女一緒だから、という理由で気を使っていた部分って、意外と少ないんです。身だしなみに気を使うといっても、私の住んでいたシェアハウスの女性たちは、“すっぴん”で過ごすこともあったし。そもそもそれを気にしすぎる人は、あまりシェアハウスには入居しないのかも。ちなみにシャワールームが男女共有、ということも、意外と気にならなかったですね。浴槽のない簡易的なスペースなので、汚しようもないし。
――「暮らす」場所なわけですから、あれもこれも、と気にしていたらなかなかリラックスできないですしね。ちなみに、シェアハウス内の人間関係も気になるところですが、女性同士の仲はどうでしたか?
Yさん:私が住んでいたシェアハウスは、仲が良いほうだと思います。1~2年とか、長く住んでいる女の子たちは、一緒に海外旅行にも出掛けていましたよ。でも、これは男女問わずですが、やっぱりコミュニケーションを取りたがらない人もいます。目も合わせてくれないとか。シェアハウスというと、人とのつながりや触れ合いを求めて入居する人もいるけれど、そういう人ばかりではないんですよね。家賃の安さや、すぐに転居できるなど、コンパクトな暮らしに魅力を感じて入居する人もいるんです。だから、“あまり話しかけられたくない”というオーラを感じたら、距離を保つようにしました。
――とにかく“みんなで仲良く!”ばかりを求めてはいけないんですね。
Yさん:そんな風に、交流を求めている人ばかりではないし、生活のリズムやスタイルはみんな違いますからね。なので、何かするときには「どこまで声を掛けるか」にも気を使いました。みんなに声をかけるか? でも、声をかけられるのが苦手そうな人もいるし……みたいな。小規模なシェアハウスだったらそんな悩みはないかもしれないけど、ある程度人数が多いとそういう面にも気を使いますね。だから、例えば予定を合わせて「鍋パーティーをしよう!」というよりは、その場にいた人たちのノリで、一緒に鍋をやったりご飯を食べたりという感じでした。
――他の入居者と、どれくらいの距離で過ごしたいかによって、シェアハウスの規模を決めるのが良いのかもしれませんね。
Yさん:そういえば、面白いのが、シェアハウスで仲良くなるのって趣味が合う人ばかりでなくて、「生活の時間帯が合う人」というパターンも多いんですよ。夜遅くに仕事から帰るとか、日中もシェアハウスにいるとか、よく顔を合わせる人同士が自然と仲良くなりますね。
――なるほど。Yさん、ありがとうございました!
シェアハウスへの入居を考えている人は、自分ならどんなことにストレスを感じそうか、あるいはシェアハウスに何を求めるのかを、一度じっくり考えておくのがいいかもしれませんね。
本記事は「マイナビ賃貸」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。