政治そのほか速
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新年度の4月を控え、就職や転勤などで引っ越す人も多いだろう。
引っ越しなどの際は不用になった家電や家具、衣類などを処分するいい機会。最近は不用品を廃棄せず、再使用(リユース)・再資源化(リサイクル)前提で買い取るサービスが登場している。
一般に、家具や家電などの粗大ゴミは、自治体や業者に費用を払って廃棄しなければならない。また、冷蔵庫、テレビ、エアコン、洗濯機の家電4品目を廃棄する場合は、法律で販売店などにリサイクル料を払って回収してもらうことが義務づけられている。
最近は、不用品を引っ越し時などに買い取ってくれるサービスが増えている。環境・資源保護意識の高まりとともに、費用なしで不用品を手軽に処分できる利便性が重宝されているようだ。業者も買い取った不用品をそのまま転売したり、部品を取り出して売却したりする。
リユース大手「トレジャー・ファクトリー」(東京都足立区)が2014年10月に始めたサービス「トレファク引越」は、引っ越し作業と不用品の買い取りを同時に行ってくれる。引っ越しの見積時にその場で不用品を査定し、買い取り金額を提示してくれる。現在は首都圏と大阪府、兵庫県、福岡県で実施している。
ヤマトホールディングス傘下の引っ越し会社「ヤマトホームコンビニエンス」は、引っ越し時に家電や家具などを買い取ってくれる。ただし、転売を目的としているため家電(エアコンやパソコンなどを除く)は製造から6年以内、家具は購入から6年以内に限られる。
引っ越し以外でも不用品を処分したい時もある。そんな時は、インターネットのオークションが便利だ。だが、氏名や住所、銀行口座など個人情報を買い手に知られることに不安を持つ人も多い。
そこで、ネットオークション大手「ヤフオク!」は14年9月、古本販売チェーン大手「ブックオフ」と提携し、東京都渋谷区に店舗「ヤフOFF!渋谷店」を出店した。店頭に商品を持ち込めば、出品代行を請け負ってくれ、個人情報は買い手に知られない。手数料は落札金額の30%で、今後各地で展開していきたいという。
片づけ術に詳しいエッセイストの金子由紀子さんは、「買い取ってくれるものは、主に家具、家電、衣類などだが、引き取ってくれないものや値段の付かないものもあるので注意が必要。必ずしも希望通りの金額になるとは限らないが、不用品が有効利用されるサービスなのでうまく使ってほしい」と話している。(秋田穣)