政治そのほか速
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日本時間の3月10日未明、アップルによる新製品発表イベント「Spring Forward.」が開催された。
「春を先取り」という意味に取れる一方で、「前に向かって跳躍」という意味にも取れるこのイベント。小さなレベルから人類の前進につながるような大発表まで、実に盛りだくさんな内容だった。
人類の前進、というのはパーキンソン病や糖尿病、乳がんといった病気を治すための画期的な取り組み「ResearchKit」のこと。一緒に発表された製品だけでも語るべきことが多すぎて、テレビもラジオも、ネットのニュースも、長期に渡って人々に影響していきそうなこの大発表をあまり取り上げていない。
本稿では、本日発表された2つの製品と、このResearchKitを中心に実際に製品をじっくりと触り、Apple Watchを試着した筆者の雑感やネットで見かけた反応に対する筆者なりの答えを中心にまとめてみた。
●スマホ依存社会をリバランスする
Apple Watchが、どのような製品かについては、3月9日に掲載したこちらの記事「Apple Watchで何ができる? 林信行による事前チェック!!」でまとめたので、まだの人は、この記事に目を通す前でも読んだ後でも構わないのでじっくりと読んでみてほしい。
Spring Forward.で行われたティム・クックCEOらによる商品の説明部分でも、上の記事の内容から大きく外れることはなかった。ただ、その記事で書かれている内容が頭に入った状態で、改めてApple Watchを見てみると、その製品の細部にいたるまでの作り込みであったり、それが当たり前になった日常生活に起きる風景の変化にまで想像がまわり、改めてこの製品のすごさに驚かされた。
インターネットでは「Apple Watchでやることの多くはiPhoneでもできる(だから、Apple Watchのすごさが分からない)」という声をいくつか見かけた。だが、そういう人たちは、iPhoneに代表されるスマートフォンでやることの多くも、すでにパソコンで実現していた、ということを忘れてしまっているのではないだろうか。
パソコンもスマートフォンも、やることは電子メールだったり、Web閲覧だったり、ゲームだったりとほとんど同じだ。ただ、移動中にメールの返信をしたり、友だちとの会話の中で出てきた有名人の顔を画像検索する使い方は、ポケットからさっと取り出せるという形があったからこそ広がったものだ。…