政治そのほか速
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恋愛漫画「となりの怪物くん」に登場する「山口賢二」は、主人公たちと別の学校に通う男子高校生です。幼馴染でもある不良でバカな友達といつもつるんでいますが、当の本人はケンカが弱く、クールなふりをしていつも遠くから見学しています。主人公カップルと同等の頭脳を持ちエリート家系なのに、なぜかいつも非常識な周りの面々に振り回される損な役回り・・・。自分の中のプライドと格闘しながらも、主人公のよき相談者となり支える姿は、いじらしく健気ですらあります。一見いけ好かない、上から目線のぼんぼん男子高校生。今回は、そんな大人ぶった「山口賢二」の魅力をご紹介いたします。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■山口賢二、ポジション「当て馬」
177cmの高身長、細身にサラサラの金髪、最近流行りの塩顔でかなりのおしゃれ上級者、極めつけに実家は総合病院経営の御曹司。普通の少女漫画ならモテモテのメインヒーロー間違いなしです。しかし、ヤマケンこと「山口賢二」のポジションは「当て馬」なのです。好きなタイプは連れて歩ける女、とか真顔で言えちゃうプライドの高い彼は、他にも白目をむきたくなるほどにくたらしい台詞をさらっと真顔で吐きます。上から目線でいっている自覚もなく、彼にとってはごくごく当たり前のことなのでしょう。
そんな天性のエリートが、破天荒な主人公カップルとそれを取り巻く友人たちにもまれて突かれて、ボロボロと男子高校生くささをだしながら、結果主人公カップルの仲を深めていきます。そこがまたいじらしくて、高校生活が過去のものとなった大人の女性たちのハートに刺さること間違いないでしょう。
■移動手段はタクシー。迷子系男子の憂鬱
ヤマケンの不閔な最大のポイント・・・、それは見ていてかなしくなるほどの方向音痴。一人で歩けば確実に迷います。そんなところで!?というところでも迷います。他校の学園祭でも迷います。自分の高校の校内で迷います。家電量販店で迷います。待ち合わせ場所にはたどり着けません。たどり着けたとしたらそれはいくつもの偶然が重なった奇跡です。最終的には読者に「後ろ後ろ!見えてるよお店!」と言わせます。それでも自分は方向音痴ではないと言い張るヤマケン。散々迷い、垣根や植え込みをガサガサと越えて葉っぱを頭にくっつけて脱出したあと、やっとタクシーを拾って帰ります。もしくは妹が迎えにきます。…