3月11日開幕のイタリアの2015年ティレーノ～アドリアティコ。大会前日にトップ選手の記者会見が行われた。総合優勝候補の一角となるビンチェンツォ・ニーバリ（アスタナ）は「調子がいい日があれば、やるだけやってみる」と抱負を語っている。 2013年ツール・ド・フランス総合優勝のクリストファー・フルーム（スカイ）は直前で欠場となったが、2014年のグランツール覇者3人がイタリアに勢ぞろいする。ジロ・デ・イタリアを制したナイロ・キンタナ（モビスター）、ツールを制したニーバリ、ブエルタ・ア・エスパーニャを制したアルベルト・コンタドール（ティンコフ・サクソ）だ。 ニーバリは現在の調子について語り、強力なライバル相手に見せ場を作ると意気込んでいる。 「今年は去年とは違うスタートだ。2014年の目標はツールだった。でも（2013年に）ジロとブエルタを走った後は、リズムを見つけるのに苦労したんだ」 「今年も目標は一緒だ。でも、冬の間はより一生懸命に努力した。まだツールのコンディションじゃないし、アルベルト、ナイロ、リゴベルト（ウラン）相手には走っていないけどね」 「みんな偉大な選手だし、アルベルトは今季すでにすばらしい成績を残している。1日1日様子を見るし、調子がいい日があれば、やるだけやってみる。それから総合がどうなるかわかるだろう」