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以前の記事で、北海道・網走の土産物についてお伝えした。網走といえば、刑務所というイメージが強く、土産物の多くは刑務所絡みのものばかり。実はそれ以外にも土産物で激推ししているものがあった。それは流氷である。
流氷は毎年、2月中旬から3月上旬。つまり、もうすぐ見ごろのシーズンが終わるのである。そんな流氷にまつわる商品も多く、なかでももっともインパクトがあるのは、カレーではないだろうか。察しの良い読者の皆さんなら、過去のアレを思い出すはず。そう、アレをオホーツク海に見立てたのが流氷カリーである。色合いはかなり毒々しい。
・オホーツクのインドが監修
このカレーは、北見市にある「クリシュナ」というインド料理店が監修し、ベル食品が製造販売を行っている商品だ。パッケージをみると、アツいメッセージが記されている。
「料理長マスクード・アラムが、「何とかこの海をカレーで表現できないものか」と試行錯誤して完成したのがこの『オホーツク流氷カリー』です」(流氷カリーパッケージより引用)
何が料理長マスクード・アラムを駆り立てたのか、それはわからない。ちなみにこのお店クリシュナは、「オホーツクのインド」と呼ばれているそうである。
・青と白のレトルトカレー
そんな訳で出来上がったのが、この流氷カリーだ。通常この手の商品は、一箱にひとつレトルトのルーが入っている。しかし流氷カリーは、2つの袋が入っている。ひとつは海をあらわした「マリンブルーカリー」。そしてもうひとつが流氷をあらわした「ホワイトカリー」である。
・海のように深い青
ご飯の上にかけてみると、ブルーカリーの青さがなかなか毒々しい感じ。スライムカレーの青はいくぶん明るさがあったのだが、こちらは深い海を象徴するように、その青さが濃い。群青色といった方が良いだろうか。その上からホワイトカリーを投入。目の覚めるような白いチキンカレーである。2つをかけるとたしかに流氷のように見えなくもない……。
・脳みそが……
味はおいしい。滑らかな口当たりで、野菜の自然な甘さと鶏肉の旨味がきいている。だが……やはり青いというだけで、何かいけないモノを食べている感覚が否めない。脳みそが拒絶しているというか……。味はおいしい、おいしいのだが……。という訳で、網走に行ったら刑務所グッズと流氷カリーを買って帰ろう。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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