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文部科学省は3月19日、「グローバルCOEプログラム」(平成21年度採択拠点)の事後評価結果を公表した。9拠点のうち、北海道大学、東京工業大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学の5拠点が最高評価を得た。
同プログラムは、大学院の教育研究機能を一層充実・強化するため、国際的に卓越した教育研究拠点の形成を重点的に支援する事業。今回の事後評価は、平成21年度に採択され、5年間の補助期間を終了した9大学9拠点を対象としている。
各大学から提出された事業結果報告書などについて、書面、ヒアリング、現地調査により調査・分析し、4段階で総括評価。9拠点のうち、北海道大学、東京工業大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学の5拠点が、4段階でもっとも高い「設定された目的は十分に達成された」と評価された。
残り4拠点の東京大学、京都大学、東京女子医科大学、早稲田大学は、4段階中2番目によい「設定された目的は概ね達成された」と評価された。「ある程度達成された」「あまり達成できなかった」と評価された拠点はなかった。
プログラム全体としては、「目的に沿って、概ね順調に実施されたと言える」と評価。具体的には、大学の将来構想策定、国際機関や海外大学との協力協定締結、人材育成などの成果があったという。
なお、事後評価やプログラム内容の詳細については、日本学術振興会がホームページで紹介している。