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ロート製薬は1日より、「往復はがき」による2016年新卒採用エントリーの受付を開始する。
○エントリーを「ワクワクする仕事」に
例年の4カ月遅れで開始される2016年卒の採用活動。3月1日の広報活動解禁に伴い、各社が採用ページをオープンし、学生のエントリーを受け付けている。
現在主流のWebエントリーではなく、「往復はがき」というアナログな方法を採用した理由について、同社人事総務部 人事2グループ マネージャー 矢倉芳夫氏は「就職活動を試験ではなく、学生にとって最初のワクワクする仕事にしたかった」と語る。
同社は昨年度まで5年間、「とりあえずをやめよう」「あえて逆風に挑む」等の採用メッセージを掲げ、エントリー受付を電話に限定してきた。2016年卒の採用では、「100×148mmのリングに挑め。」をキャッチコピーに、学生が白紙の往信欄に自由に書き込み、同社へ送付することでエントリーが完了するという形式を取る。
さらに採用情報を掲載したWebページは、ボクシングのデザインに。「往復はがき」をボクシングのリングに見立て、限られたスペース内で自ら考え、本当に自分らしいオリジナルのエントリーシートを作ることに全力を注いでほしいと学生へ向けメッセージをおくる。
矢倉氏は学生に対し、「自ら問いを立て、自分なりの答えをだしていくこと。これがロート製薬の考える『仕事』であり、その姿勢で就職活動にも挑んでほしいという願いもこめられている。学生には、小さなスペースだからこそ、考え尽くして自分を表現してほしい」とコメントしている。