政治そのほか速
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2015年3月24日、中国国営中央テレビ(CCTV)の元記者・柴静(チャイ・ジン)さんが制作した大気汚染を告発する動画「穹頂之下」が中国当局の統制でネットで視聴できなくなった問題について、香港紙・蘋果日報は「中国が22年冬季五輪招致レースに立候補しているため、当局が全力で封じ込めようとした可能性がある」と伝えた。
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新華社通信によると、国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会のジューコフ委員長は24日、北京で現地調査を開始した。北京市内の施設のほか、河北省張家口のスノーボード会場など競技会場を28日まで視察する。招致レースは現在、北京とカザフスタンのアルマトイの争いとなっている。中国は08年の夏季五輪に続いて冬季五輪の開催も狙っている。
しかし、折しも中国では柴さんの動画「穹頂之下」がネット上で話題沸騰中。専門家は「当局は動画が北京の印象を悪くすることを恐れたのではないか」と分析している。また、香港の時事評論家は「多くのメディア関係者が動画を評価し、紹介したことで、市民の自発的な組織力、行動力があることが示された。当局はそこに敏感に反応したのだろう」と指摘している。(翻訳・編集/大宮)