政治そのほか速
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もう10年ほど前になるが、サイモン・シンの書いた「暗号解読」(新潮社・青木薫訳)という本を読んだ。これが、べらぼうにおもしろい。暗号とはそもそも何なのかを、その歴史をひもとき、現在のインターネット社会における暗号にまで言及した本である。しかも、一般の読者に向けて、できるだけ分かりやすく書かれている。
かつて、ローマ字を習い始めた頃、学校で、友人たちと秘密の手紙のやりとりをしたことがある。たとえば、「KIMIGASUKI」(君が好き)のアルファベットを1字ずらせて、「LJNJHBTVLH」と書く。教師に発見されても、これでは何の意味か分からない。映画「2001年宇宙の旅」に出てくる「HAL」コンピューターの「HAL」を1字ずらすと「IBM」になるような、拙いけれど、なんだか、得意になっていたような時代を思い出させる本が「暗号解読」であった。
このほど、「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学…続きを読む