政治そのほか速
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“サザエさん症候群”とは、日曜日の夜6時半、テレビのチャンネルをひねると『サザエさん』が放映されていて、と「ああ、明日からまた仕事だ」と嫌な気分になり現実に直面して本当に体調不良や倦怠感を訴えることですね。この現象が子どもにも見られることがあります。
月曜日の朝、子どもが「保育園行きたくない」と服を着替えようとはしなかったらどうしたらよいのでしょうか。
「ここでワガママを許すと将来、登校拒否をする子どもに育ってしまうのでは」と不安になってしまいますよね。でも、ここで無理強いすることは賢明ではないと筆者は考えます。
今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“月曜日に保育園に行くのを嫌がった時の賢いママの対応”についてお話ししたいと思います。
■「保育園は行くべきところ」の考えを捨てましょう
「保育園は行くべきところ。休むことなんて出来ないのよ」
「そんな勝手なこと許されないのよ。ママだって今からお仕事に行くんだから」
「なんで、そんなワガママ言うの? お友達はみんな行っているのよ!」
ママも次の予定がびっちりで、ついかけてしまうこれらの言葉。でも大人の価値観と都合を押し付けている言葉なんです。
■カウンセラーの真似をしましょう
大人のケースに置き換えてみましょう。
悩みごとがあって友人に相談したとき、「そんなことないよ」「思い込みが激しいんだよ」「これからはきっとよいことがあるよ」といきなり言われたら「私のことなんてちっともわかっていないくせに」と思いませんか?
うつ病の患者がカウンセラーの元を訪ねました。「もう、私なんか生きていても仕方がない。死にたくなるんです」と呟いた時、心の治療のプロは次のような言葉はかけません。
×元気を出しなさい、頑張ってね
×世の中にはあなたよりもっと困っている人がいるのよ
×誰でも落ち込むことはあるんだからドンマイ、ドンマイ
×これからはきっと良いことがあるわよ
こんな言葉をかけられたら「誰も私の辛い気持ちをわかってくれない」と自殺の引き金になってしまいます。
心の治療のプロのカウンセラーは「はいはい」の相槌だけでなく「生きていても仕方がないと思ってしまうのですね」と自分の言葉にしてオウム返しします。
あなたも友人に相談した時「そう、つらいんだ。私も、もしあなたと同じ状況だったら同じように感じてしまうかもしれないわ」と共感してもらえたら救われますよね。…