政治そのほか速
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テレビ局といえば地上波テレビ局がメジャーであり、次いでBS波やCS波を流すテレビ局が世間では知られている。しかし、このテレビ業界には地域に根ざした番組を日夜届けている”ケーブルテレビ”という存在もある。ケーブルテレビにお世話になっている人も多いかもしれないが、実は業界において近年ケーブルテレビの評判が悪い。その理由を関係者に聞いて回った。
「ケーブルテレビは以前は地元密着の番組などを作っていた上、BSやCSが見たくてもアンテナをいくつも家に置きたくない人にとってはありがたいテレビ局でした。しかし、地上波のデジタル化に伴って全国でアンテナの付け替えなどが行われた際に、評判を落としました」(テレビ局関係者)
地デジ化に伴って評判を落としたとは、一体どういう意味なのだろうか?
「デジタル化される際には、かつてのアンテナやテレビなどの設備ではデジタル放送が見られなくなると盛んに言われました。これは正しいのですが、それに便乗したのがケーブルテレビなんです。ケーブルテレビは『テレビが今のままでは見られなくなりますが、ケーブルテレビに入れば引き続き見られます』と営業をおこなったんです。もちろん、ここにも嘘はないんですが、こうした営業によってアンテナなどを変えればタダで見られていたはずの地上波をケーブルテレビを介して有料で見る人がかなり生まれてしまったわけです」(同・テレビ局関係者)
たしかにケーブルテレビに入れば地デジが見られるという言葉に嘘はないが「アンテナやテレビを変える方法でも見られる」という部分は隠した営業活動と言えるだろう。その結果、地上波しか見ていないのにケーブルテレビの基本料金などを取られている人も多くいるという状況らしい。
なぜケーブルテレビはこのような営業活動をおこなったのだろうか。
「そもそもケーブルテレビはほとんど独自の番組を作りませんから、契約者数は頭打ちだったんです。そこで、情報をあまり持たないお年寄りをターゲットにして、地デジ化のタイミングで一気に営業をかけたんです。実際、契約者数はかなり伸びていますので、作戦としては成功と言えます」(同・テレビ局関係者)
地上波のデジタル化によって”テレビが見られなくなります商法”はあらゆる場面で見られたが、こんな場所でも起こっていたとは驚きだ。無論、本当にケーブルテレビに加入したかった人やケーブルテレビがなければビル陰などによって電波を受信できないエリアに住む人もいたのかもしれない。…