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(台中 10日 中央社)性同一性障害を持つ台中第一高校(台中市)の男性教諭、曽ガイ芯さん(51)は、約2年前に性転換を決意。名前を曽国昌から改名し、授業にも「女性」の姿で臨んでいる。曽さんは当初退職する覚悟でいたが、学校や生徒は曽さんを快く受け入れ、勇気ある行動にエールを送っている。(ガイ=りっしんべんに豈)
曽さんは子どもの頃から自分の中に「女性の心」があることに気付いていたが、それを表に出すことができず苦しんできたという。だが、2013年に妻が亡くなったことをきっかけに性転換手術を受けることを決め、服装も中性的なものを着るようになった。
この変化を見た同校の陳木柱校長は昨年末、曽さんに協力を申し出て、校舎の一部に男女共用のトイレを設置するなど、受け入れの姿勢を示した。
曽さんは現在、女性の姿で教壇に立っているが、学校側はこれまで生徒や保護者、他の教員からの異議は一切受け取っていないとしている。そればかりか、メディアに取り上げられた後には、曽さんへの応援のメッセージが多数届いているという。
7月に性転換手術を予定している曽さんは、同様の悩みを抱える人たちに対して、自身の本当の性別や、どんな人になりたいかを見極めた上で、周囲に協力を求めてほしいと語っている。
(陳淑芬/編集:杉野浩司)