政治そのほか速
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投資リスクはなるべく小さく、でも預貯金や国債よりは大きなリターンが欲しい。そんなあなたにお勧めしたいのが、インデックスファンドと呼ばれる金融商品だ。
インデックスファンドとは、TOPIXやダウ平均株価などの「指数(インデックス)」の動きに、価格が連動するよう設計された投資信託。最大のメリットは、個別株より値動きがゆるやかで、市場の全銘柄を買ったのと同じリスクの分散効果が期待できる点だ。
株や債券のほか、REIT(上場不動産投資信託)やコモディティ(金や農産物などの商品)の指数に連動するものも登場。現在日本で買えるインデックスファンドは、上場投資信託(ETF)を含め1000種類以上にのぼる。
たとえば三菱UFJ投信の「eMAXIS 日経225インデックス」は、日経平均株価に連動するインデックスファンド。1万円以上1円単位で購入でき、過去5年間の年平均利回りは11.9%(2014年10月末時点)だ。
「iシェアーズ米国不動産株ETF」は、アメリカのREIT指数に連動したETF。日本株口座を持っていれば、1株(11月21日現在8910円)単位で売買できる。13年12月の上場以来の利回りは、最近の円安もあって38.1%になった。
投資信託型のインデックスファンドは、配当金が自動的に再投資されるため複利効果が高く、購入手数料も安価か無料(ノーロード)。売買の際の流動性が高いのも、大きなメリットだ。一方のETFは、どの証券会社からも全種類が売買可能で、保有期間中にかかる信託報酬も安い(日経平均連動型の場合、投資信託は年0.4~0.8%、ETFは0.17~0.3%)。投資方針や買いたいファンドの種類によって選べばいい。
私が提唱したいのは、多様なインデックスファンドを用いた国際分散投資だ。年金基金などを運用するプロの機関投資家は、値動きの異なる国内外の複数の金融商品を組み合わせ、リスクを分散しつつ着実なリターンを目指す運用を行っている。こうした投資には通常巨額の資金が必要だが、複数のインデックスファンドでポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)を組めば、個人投資家でも少額の資金で、同じ手法を実践できる。
では、何をどう組み合わせるか。一つの目安として、私が主宰するインデックス投資協会のサイト「わたしのインデックス」では、過去の投資先の値動きをもとにポートフォリオの利回りを試算できる。それを用いて、20年前の1994年に予算100万円で投資を始めたと仮定し、さまざまな仮想ポートフォリオの運用成績を見てみよう。…