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【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は12日、木星の衛星ガニメデの地下に海が存在することを示すこれまでで最も確かな証拠が見つかったと発表した。地球と同じ塩水の海で、地球上の水量より多いとみられる。水の発見は生命を探す上で鍵となる。
太陽系最大の衛星であるガニメデに海があるという証拠はハッブル宇宙望遠鏡を使った観測で得られた。海は地下150キロにあり、深さは地球の海の10倍にもなる100キロに達するとみられる。
ドイツのケルン大学などの研究チームはハッブルを使ってガニメデのオーロラを観測した。木星の磁場が変化するとガニメデのオーロラに「揺れ」が生じる。磁場に影響を与える塩水の海があれば、この揺れの度合いが小さくなるため、観測で確かめたという。