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「日本で一番有名なネコ」と言われれば、“この方” を思い浮かべる人は多いはずだ。そう、アラーキーこと、写真家の荒木経惟(のぶよし)さんちのチロだ。写真集『愛しのチロ』も有名なので、特にネコ好きでない人でも「ああ、あのネコか……」とその姿を認識できるだろう。
本日3月2日は、チロの命日。今から5年前の2010年3月2日に、22才の大往生でこの世を去ったチロ。艶っぽい女の人の作品イメージが強いアラーキーだが、彼が撮ったチロの写真には、チロを想う優しさが如実ににじみ出ているのだった。
・「そんなにネコが好きじゃなかった」アラーキー
荒木さんが、asahi.com に語ったところによると、実は「そんなにネコが好きじゃなかった」らしい。しかし、亡き妻の陽子さんが連れて来たチロの可愛さにノックアウト。「もう一目惚れ」で恋に落ちたのだとか。
陽子さんがこの世を去った1990年に、チロの姿が収められた写真集『愛しのチロ』が出版される。残念ながら、陽子さんがこの写真集を実際に目にすることはなかったが、見本の1冊が棺桶の中に入れられ、あの世へのお供となったという。それから20年間、荒木さんとチロとの生活は続いた。
・2人で過ごした20年
木登りが得意で、ヤモリや鳥を捕まえ、シャワーを浴びていると一緒に入って来たり、写真を撮る荒木さんの足元に一緒に立ったりと、とにかく命を発散させ、活発に動き回ったチロ。陽子さん亡き後、チロによって “動きがもたらされること” が救いだったと、荒木さんは話している。
・ちゃんと気持ちが入って撮ったのはチロ
彼の甘やかな優しさを忍び込ませているからだろうか、どんなに際どいヌードも “アラーキー” が撮れば、体と心のどこかがキュンとしてしまう。しかしチロの写真を眺めるとき、「どこか」というレベルではなく、「ど真ん中」でその優しさに叩きのめされる。
なぜだろう? その理由は、「ちゃんと気持ちが入って一番シャッターを押したのは、チロちゃんだったな」という彼の言葉から、想像することができるかもしれない。
人間の年齢に換算すれば100才を超した年齢で、この世を去ったチロ。生を詰め込んだ写真集『愛しのチロ』と、骨になるまで死を見つめた写真集『チロの愛死』。命日である今日、チロを思ってページをめくりたい。「写真は、愛する者を失うほど、切れ味が出てくる」と、荒木さんは語っている。
参照元:asahi.com、ilove.cat
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.
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